知内の旧教員住宅、子育て世帯に無償譲渡 知内町19、20日に見学会【知内】
町が無償譲渡する旧湯ノ里小学校の教員住宅
二次元コード
町は子育て世帯の住環境の支援策として条例に基づいて旧湯の里小学校の校長、教頭用の教員住宅として活用した空き家2戸を無償で譲渡すると決め、5月にも入居者の募集を始める。今月19、20の両日、両住宅の見学会を開く。
町は近年、湯ノ里小、涌元小を知内小と統合したため空き家となった教員住宅の利活用が課題となっていた。条例では、町の所有住宅の無償譲渡に関して目的や条件などを定めており、3月の町議会定例会で可決成立。今月1日、施行した。
対象は18歳以下の子どもが同居、もしくは今後出産などで同居が見込まれる世帯など。町に住民登録し、3年以上居住することが基本条件で、期間中、転売や住宅以外の店舗、事務所などの転用は不可。町民のほか、今後町に移住を検討する子育て世帯にも呼び掛けている。
住宅は2戸とも旧湯ノ里小学校敷地内にあり、ともに1993年に建築した2LDKで、2022年以降空き家となっていた。畳などに汚れは残っているものの目立った破損個所、雨漏りはなく、支障なく生活できるという。応募多数の場合は抽選となる。
住宅の土地については町からの賃貸となるため有料(月額3000円程度)としている。住宅の改修や設備の更新、エアコンなどの設置費用は入居者の負担となるが、希望する場合、町の補助制度を活用できる。
西山和夫町長は「住宅の支援を通じて子育て世帯の移住定住や地域の活性化にもつなげていきたい」としている。
見学会は両日とも午前10時~正午。予約が必要で締め切りは16日。申し込みは二次元コードで。問い合わせは政策調整課(01392・5・6161)へ。
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