仙美里小124年に別れ 惜しまれ、閉校式典【本別】
仙美里小124年の歩みを紹介する在校生
本別仙美里小学校(松下政博校長、児童20人)の閉校記念式典が23日、同校体育館で開かれ、参加した卒業生ら約250人が124年の歴史に幕を閉じることを惜しんだ。在校生は「仙美里小学校の児童だったことをいつまでも忘れず、未来に向かって新たな一歩を踏み出します」と高らかに述べた。
本別町と町教委、閉校記念事業協賛会の主催。協賛会の新津良明会長が「閉校は寂しいが、仙美里のつながりは変わることがない」とあいさつ。大和田敦也PTA会長は「仙美里小を愛し、支えてくれた全ての人に心から感謝したい」、松下校長は「閉校は一つの区切りだが、新たなスタートでもある。子どもたちが次のステージで輝いていけるよう温かく見守り応援して」と話した。
歴代の校長8人、教頭10人、職員31人、PTA会長18人に感謝状を贈呈。被表彰者を代表して、校長は工藤雅史さん、教頭は若狭重人さん、職員は山本三栄子さん、PTA会長は三井孝寿さんが壇上に立った。式の終了後は惜別の会が開かれ、児童たちが学校の歩みを紹介するなどした。
同校は1901(明治34)年に第一本別簡易教育所として開校。仙美里尋常小や仙美里国民学校を経て、47年から現校名。3042人が卒業した。
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