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十勝毎日新聞

最後の卒業生 万感の別れ 3月末で閉校 仙美里小、上幌内小【本別・鹿追】

 3月末で閉校する本別仙美里小学校(松下政博校長、児童20人)と鹿追上幌内小学校(永田征志校長、児童9人)の卒業式では、最後の卒業生となる6年生がそれぞれの小学校生活の思い出を胸に、感慨深い思いで学びやを巣立った。

124年の歴史 感謝で幕下ろす 仙美里小

仙美里小最後の卒業式に臨んだ卒業生

 本別仙美里小の卒業式では、最後の卒業生となる6年生の大和田知咲さん、方川洋峰さん、齊藤歩睦さん、塚林ことねさん、新津颯涼さんの5人が松下校長から証書を受け取った。新津さんは「お父さん、お母さんのおかげで、なりたい自分になれたと思う。ありがとう」と感謝の言葉を述べた。

 松下校長は「これからも感謝の気持を持ち続けてほしい。児童、保護者、地域の皆さん、そして仙美里小ありがとう」と式辞を述べた。

 式終了後、校長や教諭の離職式が開かれ、児童を代表して5年生の高橋絢子さんが「(学校が)無くなってしまうのは寂しいが、仙美里小で学んだことを力に変えて新しい学校でも頑張る」とあいさつ。松下校長が佐々木基裕町長に校旗を返し、124年の歴史に幕を下ろした。

「奇跡の場所」 合唱で思い刻む 上幌内小

校歌を歌う上幌内小の最後の卒業生

 鹿追上幌内小では最後の卒業生2人が、保護者ら地域住民の見送りを受けて学びやを巣立った。

 壇上で卒業証書を受け取った高橋玲偉(れい)さん(12)は「学校生活をより良く楽しくするために、友達をいっぱいつくりたい」、柴田陽(ひな)さん(12)は「部活をやりながら、友達をいっぱいつくりたい」と意気込みを述べ、両親に向けてそれぞれ感謝の言葉と花束などを贈った。

 永田校長は式辞で「不安や迷いを『この先どうなるかはお楽しみ』と転換して下さい。勇気を持って一歩踏み出す人生を送ってほしい」とエール。在校生が卒業生に感謝の言葉を述べ、一人ずつ手紙を手渡した。

 町在住のポップスグループ「My’s(マイズ)」から開校100周年で贈られた歌「奇跡の場所」を全員で合唱した。

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