医療者攻撃の報告は「誤り」 イスラエル軍が当初の説明を訂正

パレスチナ赤新月社の職員らの葬儀で祈りをささげる人々=3月31日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)
パレスチナ赤新月社の職員らの葬儀で祈りをささげる人々=3月31日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)

ロイター通信は6日、パレスチナ自治区ガザでパレスチナ赤新月社の職員ら15人が死亡した攻撃について、イスラエル軍が当初の説明を訂正し「報告者の誤り」との見方を示したと伝えた。イスラエル軍の説明に反して、救急車が赤色灯をつけて走っていた動画が見つかった。国際社会では意図的に医療従事者を狙ったとの批判が高まっている。

イスラエル軍は当初、救急車が無灯火で走行し、不審な動きをしていたと主張していた。

ロイターによると、イスラエル軍は「報告にライト点灯の記載はなかった」とし、報告者の誤りだった可能性を示した。調査を続けるという。

ガザ最南部ラファでは3月23日未明、複数の救急車が医療活動中に攻撃を受け、30日に地中に埋められた職員ら15人の遺体が見つかった。破壊された車両も一緒に埋まっていた。(共同)

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