「風のふるさと教室」のチラシ

 厳木小との統合で昨年3月に閉校となった唐津市厳木町の旧箞木(うつぼぎ)小で16日、校舎を活用した「風のふるさと教室」が開かれる。1日限りで“復活”する小学校で、教科をイメージしたイベントを楽しむ。

 「社会」は、廃校になった町内の学校の歴史や思い出を写真で振り返る。「国語」では九州大と福岡大の落語研究部が寄席を披露。「家庭科」は整理収納アドバイザーが片付け講座を開く。

 「体育」では2本のロープを使った縄跳び・ダブルダッチ(午後1時~)やサバイバルゲームを体験でき、二胡奏者やアニソンバンドによる生演奏もある。同小出身のシェフ吉野好宏さん(78)が手がけたデザートが味わえるほか、キッチンカーが出店するマルシェも開く。

 午前11時から午後4時半まで。主催する厳木町活性化協議会machiniの松田弘衣さん(44)は「廃校の活用について考えるきっかけにもなれば」と話す。詳細はインスタグラム(@kyuuragi_machini)で。(松岡蒼大)