学校再編で4月から「高峰(こうほう)小」に統合される、唐津市の切木(きりご)小、大良(だいら)小で22日、閉校式があった。全校児童や卒業生、地域住民らが閉校を惜しみながら、約150年の歴史と思い出が詰まった校舎に別れを告げた。
切木小の閉校式には約320人が参加した。宮崎淳子校長は最後の一年に刻んだ児童との思い出を涙ながらに振り返り、「切木小の児童として培ってきた力に自信と誇りを持って」とエールを送った。
全校児童で校舎への感謝の思いを言葉でつなぎ、校歌を高らかに歌った。卒業生が和太鼓の演奏で花を添え、育友会や卒業生の寄付で設置した記念碑を児童全員で除幕した。4月から高峰中に進む6年の濵口壱冴(いっさ)さんは、「地域全体で盛り上がった運動会が思い出。4月からも校舎は隣だから仲良くしたい」と話した。
大良小の式典には約200人が集まった。渡辺謙校長は「大良地区の一番の魅力は人。学校を愛し、大切に思う地域の皆さんが大良小を支えてくださった」と感謝の言葉を述べた。6年の松本さくらさん、5年の坂本美琴(みこと)さんが峰達郎市長に校旗と校名板を返還した。
6年の橋本真緒(まお)さんは、地区で採れたコウゾを原料にした和紙づくりなど同校ならではの体験学習に触れ、「自分たちですいた和紙で作った卒業証書は宝物。大良を大切にする思いを、大良のみんなで未来につなげていきたい」と語った。
児童数が減少している小学校の教育環境向上を図るため、唐津市は4月から切木、大良、竹木場の3小学校を統合。高峰小として現在の竹木場小の場所に設置し、高峰中と併設する。竹木場小の閉校式は24日に開かれる。(松岡蒼大)