名古屋市のスクールランチ事業を巡る入札談合で、名古屋市の給食業者への賠償金請求額が21億円以上に上ることが分かりました。
名古屋市立の中学校で提供される「スクールランチ」の調理業務の競争入札で、事前に入札する事業者を決め入札価格を調整したとして、公正取引委員会は去年5月、名古屋市に本社を置く「日本ゼネラルフード」や「メーキュー」など給食業者6社に合わせて約4億円の課徴金納付命令を出しました。
名古屋市は契約にあたって入札に違反行為があった際、賠償金として請負代金の20%の支払いを定めていて、名古屋市教育委員会によりますと、きょうまでに入札に関わった5社から合わせて約13億8300万円の賠償金が支払われたということです。
また、名古屋市は残りの賠償金・約7億6000万円についても、契約期間が終わり次第請求する方針です。
