世界を救う英雄を育てた英雄


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作:スカイハーツ・D・キングダム
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第5話 抗争の狼煙


 

ギルド本部会議室

 

ロイマン「各【ファミリア】代表、揃ったな。ではこれより、定例の闇派閥対策会議を始める」

 

集まった面々はオラリオでも名を馳せた者達

 

戦略戦闘を主軸にする【ロキ・ファミリア】からは団長フィン、副団長リヴェリア、ガレス

 

戦闘メインの 【フレイヤ・ファミリア】からは元オラリオ最強の団長オッタルと副団長アレン

 

情報収集を主軸にする【ヘルメス・ファミリア】からは副団長のアスフィ

 

都市の治安維持の 【ガネーシャ・ファミリア】からは団長シャクティと 【アストレア・ファミリア】からは団長アリーゼと副団長輝夜

 

そして

 

ヘラ・ファミリアのガネーシャ・ファミリア 所属 一夏

 

ヘラ・ファミリアのアストレア・ファミリア 所属 六月

 

現オラリオ最強/最凶のふたりも揃っていた

 

豚のように太ったエルフのギルド長 ロイマンの号令により会議は始まった

 

ロイマン 「だが、その前に──! 現状の体たらくは何だ! 連日のように襲撃は絶えず、つい先日の大規模の奇襲さえ許しよって!!」

 

ここ数日、 工場襲撃を始めとした闇派閥、さらに先日、アストレア・ファミリア主導で行った炊き出しに向こうの幹部である殺帝(アラクニア) ヴァレッタ主導の襲撃により死傷者を出てしてしまったことに苦言を漏らすロイマン

 

なおヴァレッタは駆けつけた六月にボコボコにされた上その場にいた構成員全員を差し向け逃走した

 

アレン「さっさと害虫共を駆逐してぇなら闇派閥も追ってダンジョン攻略を進めろなんざ無抜けな注文してんじゃねえ豚が。遠征帰り都市中走らせやがって、頭の中身まで畜生に変わりやがったか?」

 

ロイマン「し、仕方なかろう! ゼウスとヘラが消えた今、都市内外にオラリオの力を喧伝するのは急務! でなければ、第ニ、第三の闇派閥を生み出しかねん!だからこそダンジョンの『未到達領域』に辿り着き、都市の威光を示さなければ、世界には余計な混乱が」

 

アレン「てめぇの趣味の悪い席が後生大事だと、素直に吐きやがれ。その脂ぎった体で権力にしがみつきやがって」

 

過激揃いのフレイヤ・ファミリアの中でも過激派筆頭のアレンがロイマンに噛みつきまくり見かねたフィンが仲裁に入るも

 

フィン「アレン、止めよう。話が進まない。僕達が率先して啀み合う必要はないはずだ」

 

アレン 「その口で俺の名を呼ぶんじゃねえ、小人族。虫唾が走りやがる」

 

誰これ構わず噛み付くこの猫人族は同じ最大派閥の団長にも荒れた口調で話す

 

リヴェリア「意思の疎通さえ出来ない眷属の態度、神フレイヤの品性が疑われるな」

 

アレン「──殺されてえのか羽虫」

 

アスフィ「もう既に帰りたい。何で初っ端から殺気が行き交ってるんですか、この会議」

 

輝夜「ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアの険悪さは何時も通りでございますから気にするだけ無駄かと〜」

 

アスフィ「そもそも何で派閥会議に新参者の副団長わたしが駆り出されるんですか! 殴るっ、帰ったら絶対にあの主神と団長を殴る!」

 

シャクティ「同情するぞ」

 

あまりの荒れように投げやりになるアスフィの肩を優しく叩くシャクティ

 

あまりにも会議が進まずにいる中

 

ドォォン

 

床を思いっきり踏みつけその音に反応するように

皆が向くと

 

一夏「──お前ら─話す気がねえなら俺達帰らせろ。ロイマン、テメェが必要な戦力とか抜かしたから仕方なく来てんだ。本題に入らねえならもう帰るぞ」

 

六月「まともに会話する気がないなら特にお前は黙れアレン。また顔面に拳を叩き込まれたいなら話は別だ。次は顔の形が変形するくらい強めに殴ろうか?」

 

強い力で床を踏み抜く一夏と六月の姿があった

 

特に、会議が進まない元凶であるロイマンとアレンを睨みつけた

 

アレン「──チッ」

 

ロイマン「……うっ」

 

そこからは情報交換と今後の予定役目についての話がなされた

 

シャクティ「フィンや憲兵団が想定していたのは『爆発物』による混乱……ガレス達に不審物に注意するよう伝えたのが仇になった」

 

アリーゼ「『爆発物』? どういうこと?」

 

ガレス 「一連の工業区の襲撃において奪われておった『撃鉄装置』、あれの用途は『爆弾』の製造ではないかと踏んでおった、ということじゃ」

 

リヴェリア「スイッチを取り付け、誰でも作動できる『爆弾』と化せば十分脅威になりうる。それこそ魔石製品を扱うようにな」

 

一夏「……なら警戒すべきは不審物じゃなく闇派閥団員そのものにしておけ」

 

フィン「……というと?」

 

一夏「簡単な話、連中自身が自ら巻き添えに爆発する自爆特攻をするってことだ。俺のいた世界でも割とあったからな。特に連中みたいな、死こそ救いなんて狂った思想掲げてるやつなんざ、簡単に命捨ててくるぞ」

 

フィン「……なるほど」

 

六月「……やるな。奴らとは何度も殺りあったがあの狂いっぷりなら確実に」

 

それからヘルメス・ファミリアが闇派閥の拠点と思わしき場所を見つけたという報告をしたことで、後日アストレアとガネーシャの両ファミリアの奇襲を仕掛けることとなった

 

だが、会議のさなか

 

オッタル「闇派閥に最低でも一人、手練れが居る。恐らくは、生粋の戦士」

 

これまで全く会話に参加しなかったオッタルの言葉に会話の流れが変わる

 

アリーゼ「あ、例の超硬金属アダマンタイトの壁を破壊されたっていうアレね。でも、交戦したわけでも、姿を見たわけでもないんでしょう?」

 

アレン「確認する必要もねえほど離れ業だった。それだけだ。少なくとも闇派閥の幹部共が出来る芸当じゃねえ」

 

フィン「精査する情報は少ないだろうが、オッタル、敵のステイタスを仮定するとしたらどれ程になる?」

 

オッタル「……レベル6以上。以下はありえん」

 

寡黙ながらも威厳のある声から放たれたワードに会議室は驚愕に包まれた

 

アスフィ「なっ!?猛者と同じ!?」

 

現在のオラリオの最高位はオッタルのレベル6

 

が、そんなオッタル達を下した現在レベル5の一夏と六月が現都市最強/最凶

 

かつてのオラリオ最強/最凶派閥だったゼウスとヘラのファミリアにはそれぞれの団長がレベル8、レベル9であり、いかに今のオラリオのレベルが低いことが伺えるだろう

 

シャクティ「…我々も敵の倉庫制圧の際、素性不明の女に遭遇した。おそらくは魔導士、もしくは魔法剣士だと思われる。直接的な被害はなかったが、私を含めた総勢三十人の団員が手玉に取られた」

 

ガレス「……何者じゃ…そやつらは…」

 

一夏「……」

 

六月「……」

 

その後、万が一それらに該当する者と遭遇した場合、対処にあたるのはオッタルと一夏と六月となるようフィンは言い、この会議は終了した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会議の際、シャクティの言う人物について心当たりがあったがそんなことはないと内心言い聞かせるふたり

 

一夏「……なあ…」

 

六月「……まさか…な」

 

一夏「…だな……妙な想像した」

 

六月「あぁ…それより、当日は他にもある闇派閥の拠点潰しがあるが、お前はどうするか?」

 

一夏「お前と一緒で単独だ。すぐ終わらせて他へまわろうと思ってる」

 

六月「そうか。まあお互い注意しようか」

 

一夏「なんだ六月、ビビってんのか?」

 

六月「まさか──俺達は最強/最凶だろ」

 

一夏「…フッ」

 

そう なんてことはない

 

たとえ相手がいかなることをしようとも、いつも通り切り抜けられる

 

いつも通りの なんてことのない仕事だと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてことはない 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライラ「なんてことはない いつもみたく、敵の拠点潰しだって意気込んでたってのに クソが!!」

 

アストレア・ホームでは、荒れに荒れたライラが椅子を蹴り飛ばした

 

輝夜「ライラ、行儀が悪い」

 

荒れるライラをできるだけ丁寧に言う輝夜

 

ライラ「はぁ…はぁ、うるせぇ。そういうお前こそ、手ぇ握る力強すぎて血が滲んでんぞ…」

 

輝夜「ッ─」

 

しかし、その表情は全く優れておらず、悔しそうに、唇を強く噛み、掌から血が出ていた

 

ライラ「まさかあいつら…本当に自爆するなんてな」

 

輝夜「……それも、よりにもよって子供自体に自爆させるとは……」

 

リュー「──」

 

アリーゼ「……今、六月が都市中を駆け回って、闇派閥の構成員を殲滅しているわ。私達も治療を終えたら、加勢に行きましょう」

 

ライラ「……もうあいつだけでよくないか?」

 

そう投げやり気味に言葉を吐くライラ

 

アリーゼ「──ライラ!!」

 

その日

 

ガネーシャ・ファミリアとの連携で闇派閥の拠点制圧をしようと突入し交戦したアストレア・ファミリアの彼女達

 

いつも通り、誰も死傷者を出せずに終わらせられると信じて疑わなかった

 

ライラ「冗談だよ。わかってたけど、覚悟はしてたが…まさか…こうもあっさりと逝ってしまうんだなって…」

 

輝夜「ああ…私もだ……まさか…恩恵持ちでもない子供に殺られるなんてな…」

 

だがこの日

 

彼女達は大敗することとなった

 

予め忠告を受けており、どうにか取り押さえた構成員から爆発物を押収しようとした時だった

 

闇派閥の中に幼い子供がいると知ったアーディは優しく取り押さえようとした

 

いつも通り、他者の心に寄り添うように優しく

 

リュー「──アーディ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果 起爆させられた爆発物に巻き込まれ アーディを始めとしたガネーシャ・ファミリアの構成員が何人も巻き込まれて死亡した

 

 

ソレだけにとどまらず、敵はオラリオ中のあちこちで自爆テロを起こすと、オラリオそのものを戦場占拠しようとしたことが判明

 

命からがら生き延びたアストレア・ファミリアは六月に応援を要請し、一旦体制を整えるべくホームへ帰還

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アストレア・ファミリアの面々で死亡者はでなかったものの皆、特にアーディと親友だった、若く純粋なリューは心に深い傷を負い立ち上がれずにいた

 

だがそれでも今立ち上がらなければより死傷者が出ることを理解していたアリーゼはリューを立たせようとした

 

 

ネーゼ「団長!」

 

そこへ焦った様子のネーゼがホームに入ってきていた

 

彼女もまた傷つきながらもオラリオ中を駆け回っていたのだが、非常事態につき扉を蹴破って入った

 

輝夜「どうしたネーゼ。なにか他に非常事態が起きたのか」

 

ネーゼ「はぁ…はぁ…」

 

急いで来たであろうネーゼは呼吸を整えようと少し間を置き、口を開いた

 

そして彼女の口から出た言葉に、一同は驚愕した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元オラリオ最強 オッタル 現オラリオ最強 六月 敗北

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【少し前】

 

闇派閥構成員「ぎゃあ──!!」

 

構成員「ぐぁ!」

 

構成員「ま、まてやめ!」

 

構成員「じ、慈悲ぐぉ!」

 

一夏「……」

 

都市中の建物に次々と飛び移りながら、斬撃を飛ばし多くの構成員を仕留めていく、中には信者となった元一般人も何人もいた

 

当然それらも仕留めていく

 

フィンに忠告をしたが、一夏自身内心何処かで邁進していたと自覚し、容赦なく潰すことにした

 

だが、それでも子供の構成員を見つければ速攻で気絶させ手足を縛った上でガネーシャへ引き渡す

 

静かな怒りに任せに闇派閥のいる目の前の建物へ斬撃を放ち破壊し、再び都市を駆け巡る

 

アーディが死んだ

 

それを耳にした時、一夏は自身の耳を疑った

 

アーディはレベル3の第二級冒険者の中でも上位に入る

恩恵を刻んでない人類からすれば恩恵持ちの冒険者はレベル1でも常人を超えた存在

 

レベル3ともなれば常人基準からでも超人を名乗れる

これまでの闇派閥との戦いでも死亡した恩恵持ちの冒険者はレベル1だった

 

だからアーディが死ぬはずはないと何処かで思い込んでいたのもあっただろう

 

アーディの訃報を知り、思わず棒立ちになってしまった

 

最初に感じたものは疎外感や言葉にしようもない孤独や寂しさ

 

その次に感じたのは、これまで一度たりとも味わったことのない怒りだった

 

アーディを殺した事だけではない

アーディを殺す為だけに子供を自爆特攻にして死に追いやったヴァレッタを始めとする闇派閥の面々達

 

敵対するなら容赦はしない一夏だったがそれでも心の何処かでブレーキはしていた

殺しはあくまで最後の手段

 

どうしようも亡くなった場合のみ

子供以外の闇派閥に対しては五体満足では済まさない傷を負わせた上で取り押さえてきた

 

だが、今は違う

 

子供以外は容赦なく殺すことにした

まるで八つ当たり

 

まるで癇癪する子供のように

 

当たり散らすように

 

闇派閥「う、撃てぇぇぇ!!」

 

一夏の頭上へめがけ降り注ぐ魔法の雨

 

複数人の闇派閥の魔道士達の総攻撃

 

その攻撃は確かに強力ではあった

 

最も

 

一夏「『解』」

 

蟻の攻撃が象に届くわけがなかったの如く

 

一夏への攻撃は、空へ向けた左から右のスワイプ一回の動作で全て斬り刻まれた

 

そうして一夏のスキル『異端の眼(リクガン)』に写る魔力の反応の元へ向け斬撃を飛ばし殲滅する

 

逃げ遅れた敵

逃げようとする敵

逃げた敵全てをその手から放たれる斬撃で無残に切り刻む

 

あとに残るはバラバラとなった亡骸のみ

 

地球にいた頃はどこか神経尖らせて過ごしていたが異世界に来てからは精神的に余裕を持ち穏やかな心と自由な振る舞いをすることができるようになり、時にはおふざけに、時には穏やかに接することができ、余程のことがなければ怒らない心持ちとなっていた

 

だが、一度その怒りを掘り起こせば最後、その刃は止まず、たとえどれだけ許しを請おうが泣き叫ぼうが相手に情けを駆けず、殲滅するまで終わらせない

 

凶暴

 

獰猛

 

そんな状態の彼が通ればまるで災害に見舞われた跡しか残らず

 

 

まるでかつてのヘラ・ファミリア(最凶)を彷彿とさせるその姿から

 

付いた二つ名は

 

 

凶鬼(オーガ)

 

 

この状態の一夏を止められる者はオラリオ内では六月ただ1人のみ

 

一夏「(しっかりしろ俺、アーディは死んだ──今はそれを受け入れろ。怒りにのまれるな──この戦いをさっさと終わらせる──それが今の俺の果たすべきこと)」

 

心の中にあった冷たくも激しい怒りや悲しみを一旦置いておき、己の果たすべきことを成そうとどうにか切り替えようとする

 

一夏「──!」

 

戦場と化した都市中に散らばるあらゆる魔力の残穢

中には見知った者の魔力の残穢が残っていた

 

一夏「……まさか…!」

 

しかし、この魔力の主がこの都市にいるはずが無い

 

そう思っていた

 

だからこそ、残穢を辿る一夏

 

一夏「─!?」

 

前方の住宅街の方から爆発音と衝撃の余波

そして巨大な魔力反応を感知した

 

一夏「……最悪だ。よりによって─お前か」

 

その魔力の主に舌打ちし、この後来るだろう戦闘に内心備えるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【さらに少し前】

 

 

六月「今俺は虫の居所が悪い お前ら楽に死ねると思うなよ」

 

都市の住宅街にて

 

襲いかかってきた構成員を

次の瞬間

 

構成員達の前から六月の姿が消えたかと思えば、連中の持っていた剣や槍を奪い全員の急所を正確に斬り、突き、粉砕した

 

他の場所で戦っている一夏と同様に

アーディを殺された事実に六月も心の中で激しい怒りを抱きながら、闇派閥を仕留めていく

 

ただでさえ圧倒的なフィジカルから繰り出される暴力的なまでの武力と高速移動に加え、宙を蹴り空を飛びながら襲撃してくる様はまさに悪夢そのもの

 

そのうえ落ちていた瓦礫の破片を拾うとその場で激しく研ぎ鋭利に尖らせた後は逃げようとする闇派閥を捕まえ頭部を何度も滅多刺しにし、返り血を顔に浴びた

 

普段は温厚な性格の六月

しかし、一度怒らせれば決して手がつけられず、彼が暴れた後には破壊の跡しか残らず

 

かつてのヘラ・ファミリア(最凶)を彷彿とさせるその姿から

付いた二つ名は

 

天与の暴君(タイラント)

 

今の六月はその名の通りの状態となっており、この状態の六月を止められる存在はオラリオ内では一夏ただ1人のみ

 

その一夏がいないとなればこの場で彼を止められる者は誰一人いない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福音(ゴスペル)

 

 

次の瞬間

 

突如として発生したすさまじい衝撃波が建物ごと吹き飛ばし六月に襲いかかった

 

六月「!?」

 

が、それにギリギリで気づけた六月は背後の建物の窓を突き破りそのまま裏口の扉を蹴破り家の屋根に飛び乗り回避した

 

 

六月「今の感じは─まさか」

 

???「ほう、気配を消して挨拶代わりに不意の一撃を放ったというのに回避したか」

 

六月「──」

 

瓦礫とかした建物から舞う土煙

 

その中から聞こえた声に六月は絶句した

 

それは

それだけはあるはずがない

いるはずがない者がなぜここに

 

???「やはりお前の成長性には目を見張るものがあるな。あの年魔エルフや爺ドワーフに小人のクソガキと違って」

 

土煙から姿を見せたのはローブを羽織った人物

だがすぐさまかぶっていたローブをめくり

その姿を見せた

 

六月「──なぜ」

 

その人物は六月の知る人物だった

 

それがなぜこのようなことを

 

六月「──なぜ 貴女がここにいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルフィア義姉さん」

 

アルフィア「──決まっている──終わらせに来た─この都市をな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【キャラクターズファイル】

 

シン・陰・六月

 

二つ名

天与の暴君(タイラント)

 

レベル5

 

《スキル》

天与呪縛(発現した時から強制的に一切の魔力を持たず魔法を決して覚えられず、魔法魔力由来のバフ/デバフを受けられない(魔法による回復再生不可))

 

フィジカルギフテッド(生涯魔法も魔力を持たず、魔法魔力由来の干渉を一切受けないことと引き換えに、表記されたステイタスレベル以上の身体能力(レベル1の時点でレベル2,3を圧倒する身体能力を発揮/重症を被うとも数分から数日以内に自己回復する自然治癒力を発揮)と身体機能(ベヒモス級の猛毒を喰らっても自然解毒が可能)常人離れした五感(第一級冒険者ですら見えないものが見える)を発揮することが可能)

 

 

《発展アビリティ》

 

剛腕F 腕の力に対して能力補正が掛かる

 

狩人F 一度倒したモンスターと戦う際に能力補正が掛かる

 

耐異常E 異常状態に対して耐性を持つ

 

治力G 自己回復速度に補正

 

《装備》

格納のバングル(実家であるシン・陰家に保管されていた格納の魔法式が刻まれた特別なバングル。生物以外ならば何でもバングル内の格納空間にしまう事ができ普段そこに武器や日用品を入れており、アスフィを始めとした神秘のアビリティ持ちはどうにか再現しようとしてるが以前模造品も出来ずにおり、これが量産できた暁には物流の流れと業界の革命となる為、推定価格10億ヴァリス以上)

 

釈魂刀(しゃっこんとう)(同じく実家に保管されていた刀。あらゆる物の硬度を無視して魂を切り裂くことが可能であり、かつて神代以前の時代で恩恵を持たずにとある職人が己の命と時間を全て捧げること完成させた一品。ただし、その真価を発揮するには無生物の魂すら観測できる眼を持つ者のみであり、鍛冶神へファイストス曰くそのような人物に斬られれば神の魂すら斬れ天界送還どころか輪廻転生もできなくなる為、文字通り魂殺しの武器である。推定価格2000万〜(魂を観測できない者にとってはただの斬れ味の良い刀でしか無く、使い手によりその価値が大きく変動))

 

游雲(ゆううん)(同じく実家に保管されていた赤の三節棍術。一切の効果が付与されて無いことと引き換えにぶつけた際に圧倒的な破壊力を生み出す。これ自体が力の塊であるため、使用者の膂力によってその破壊力が大きく変わる特徴を持つ。推定価格5億ヴァリス)





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