31日で閉所の第二保育所で感謝祭
31日で閉所の第二保育所で感謝祭
児童数の減少により31日で閉所する気仙沼第二保育所(千葉陽子所長)で29日、77年にわたって子供たちを育んできた保育所や地域に「ありがとう」を伝える感謝祭が開かれた。児童や保護者が思い出を振り返るとともに、音楽や踊りなどで盛り上がった。
児童、職員、保護者をはじめ、OBや地域住民など70人以上が参加。東日本大震災後から毎年訪れて演奏会を開いている福岡県出身の澤村重春さん(73)、恵子さん(55)夫妻も駆け付けた。
この日は、最後の「ニコニコ音楽会」が開かれ、澤村さんのギターやコカリナの演奏に合わせて、子供も大人も一緒にダンス。動物の即興ソングでは、ゾウの鼻のように親子で腕を大きく振り回して楽しんだ。最後に澤村さんが作曲した「第二保育所のうた」を全員で合唱。思い出を振り返り涙ぐむ職員や保護者もいた。
年長児の小山叶泰ちゃん(6)は「運動会やみんなで遊んだことが思い出。先生も優しくて楽しかった」と笑顔を見せた。
千葉所長は「一人一人の顔を見ながら親密に接することができる少人数ならではの保育が醍醐味だった。これからも子供たちは『悪いことはしない。良いことを進んでする』という仏様の教えを忘れず、成長してほしい」と話した。
同保育所は1932年、市内入沢に第二託児所として開設。40年に現在の陣山に移転し、これまで1520人の子供たちを送り出してきた。閉所式は31日に同保育所で行われる。