Obsidianプラグイン「pdf-mistral」をリリースしました
はじめに
Obsidian向けのPDF変換プラグイン 「pdf-mistral」 を公開しました!
このプラグインを使用すると、PDFをMarkdown形式に変換し、OCR(光学文字認識)を活用してテキストや画像を抽出することができます。
Obsidianでの情報管理をさらに便利にするために、ぜひ試してみてください!
プラグインの概要
本プラグインでは、以下の機能を提供します。
PDFをMarkdownに変換(OCR技術を活用)
画像をBase64形式で抽出し、Obsidian Vault内に保存
Markdownファイルに画像をObsidian独自リンク(![[...]])として埋め込み
Mistral APIを利用したOCR処理による高精度な文字認識
この機能により、論文や書籍のPDFを簡単にMarkdownに変換し、Obsidianでの情報整理がスムーズになります。
より詳しい情報は、レポジトリと以下の記事を参照してください。
インストール方法
1. プラグインフォルダに移動
Obsidianのプラグインフォルダ (<Vault>/.obsidian/plugins/) を開きます。
2. リポジトリをダウンロード
GitHubのリリースからプラグインのZIPをダウンロードし、解凍します。
ダウンロードするのは一番上のobsidian-smart-pdf-mistral-plugin.zipです。
3. Obsidianで有効化
Obsidianの「設定」→「コミュニティプラグイン」→「プラグインフォルダを開く」から、ダウンロードしたフォルダを配置し、有効化します。
設定方法
プラグインを有効化したら、以下の設定が可能です。
使い方
1. PDFをMarkdownに変換する
コマンドパレットを開く(Ctrl + P)
Convert PDF to Markdown with images を選択
ファイルダイアログが開くので、変換したいPDFを選択
OCR処理が実行され、Markdownファイルが出力される
2. 変換結果を確認する
指定したフォルダ内に .md ファイルが生成されます。
画像は設定したフォルダに保存され、Markdown内で ![[...]] としてリンクされます。
応用活用
このプラグインは、特に以下のような場面で役立ちます。
論文や技術資料のPDFをMarkdown化し、整理・検索しやすくする(翻訳も楽に)
Markdown形式で情報を統一し、Obsidian内で活用する
AIプラグインにMarkdown化したテキストを読み込ませる
注意点
Mistral APIの利用にはAPIキーが必要です。
OCRの精度はPDFの品質によって異なるため、必要に応じて手動で修正してください。
PDFのレイアウトや画像配置によっては、出力結果が崩れる場合があります。
Mistral APIキーの取得について
以下サイトでAPIキーを取得するために登録を行ってください。
管理画面に移動して、右側に有るAPI Keysを押します。
Create new Keyを押して、以下の画像に入力します。
Key nameは自身はobsidianにしています。
APIキーがコピーできるようになるはずなのでプラグインに貼り付けると使用できます。APIキーは一度しか表示されないことに気をつけてください。
まとめ
「PDF to Markdown Plugin」は、PDFを効率的にMarkdownへ変換し、Obsidianでの情報管理をサポートするプラグインです。Mistral APIを活用することで、高精度なOCR処理が可能になっています。
ぜひダウンロードして試してみてください!
GitHubリポジトリ
https://github.com/Mekann2904/obsidian-pdf-mistral-plugin
ライセンス
本プラグインはMIT Licenseのもとで提供されています。
ご意見・フィードバックもお待ちしております!
コメント
10解決しない場合は、「Ctrl + Shift + i」でエラー内容が出力されていないか確認してください。
ありがとうございます。
残念ながら解決しておりません、、「有効化に失敗しました」とあるのみで、「Ctrl + Shift + i」で確かめてみましたがエラー内容が出力されませんでした
少しこちらのPCの問題かもしれませんのでいろいろと試してみます
一旦ご報告まで、、、
原因が分からないですね...
自身のWindows環境で確認しましたが問題が発生しませんでした。
他のプラグインと競合している可能性があります。一度、新しい保管庫を作り導入されてみてはどうでしょうか。
ありがとうございます
そうですね、、新しい保管庫に導入してみます
上手くいきましたらまたご報告いたします。お手数おかけ致しました、、