「負けろ」と願った自分を恥じたほどチームは “打倒キューバ” で一丸、完全燃焼できた
決勝は予選リーグを7戦全勝で突破した宿敵キューバと対戦。二回までに6点を失う苦しい展開も、4点ビハインドの五回2死満塁から4番の松中さんが同点満塁弾。6-6の同点に追い付いたものの、最後は突き放され、9-13で敗れた。
僕は最初からレギュラーではなかったが、予選リーグの悪い流れの中でチャンスをもらった。打率は.435、7打点、2本塁打。途中からスタメンで起用され、期待に応えることができた。
選手村では福留と同室。代表メンバーの中では年齢が下だった僕と福留は、練習後の用具の片付けなど雑用も重要な役割だった。ほとんど出番がなかった当初は、自分に出番が回ってくるかもしれないと思い「負けろ」とさえ願った。そんな自分が恥ずかしくなるほど、最後は杉浦さんや社会人の先輩たちを中心に「打倒キューバ」で一丸となり、完全燃焼できた熱戦だった。