桐島容疑者の葛藤、元日本赤軍メンバーの監督描く 神戸で映画公開

映画「逃走」について語る足立正生監督=大阪市で2025年3月11日、湯谷茂樹撮影 拡大
映画「逃走」について語る足立正生監督=大阪市で2025年3月11日、湯谷茂樹撮影

 連続企業爆破事件に関与した疑いで指名手配され、半世紀におよぶ偽名での逃亡生活の末、末期がんで運びこまれた病院で本名を打ち明け、70歳で死亡した桐島聡容疑者を描く映画「逃走」が神戸市で5日から公開される。

 桐島容疑者は「東アジア反日武装戦線」内のグループ「さそり」メンバーで、1974~75年に三菱重工などが標的にされた連続企業爆破事件のうち、75年に東京・銀座の韓国産業経済研究所のドアに手製爆弾を仕掛けて爆発させた容疑で指名手配されていた。事件当時は学生だった。主に神奈川県内で潜伏生活を続け、2024年1月に病死した。

 足立正生監督(85)は元日本赤軍メンバーで、自らも国際手配された経験がある。「本名を名乗ったとの報道にショックを受け、2日間考え、自分が映画にしなければ」と思ったという。テレビドラマなどでもおなじみの古舘寛治さんが晩年の容疑者の葛藤をみごとに演じている。

 元町映画館(神戸市中央区元町通4、078・366・2636)で上映され、6日午後0時20分からの上映後、足立監督らの舞台あいさつがある。【湯谷茂樹】

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