AIとイラストレーターの未来予測
ChatGPTの画像生成の精度が上がり、だれでもプロ並みの絵が出力できるようになった!と、ちょっとしたお祭り騒ぎです。普段絵を描かない人たちも嬉しそうに写真を◯◯風のイラストにしてみた!とはしゃいでいます。
いろいろ思うことはあるものの、ちょっと視点を変えて。今回はAIの是非を問うのではなく、AIとイラストレーターの未来について考えてみました。
望もうが望むまいがこれから必ずやってくる大AI時代について、私の勝手な予測と、これから自分はどうしていこうかなという考えを書き残しておこうと思います。覚えていれば数年後に答え合わせをしたいですね。
生成AIの進化がすごい
良し悪しはさておき、私もそう思います。少し前までなら、まだまだ人間にしか描けないものがあるよね〜なんて思っていた部分が、すごい勢いでカバーされています。AI?人間?どっちが描いた?もはやわからないものもあります。生成結果の粗探しをして、なんとかまだ優位性を保てている状態です。でもこれも時間とともにすぐ危うくなりそう。この進化は止まることはないでしょう。
いよいよイラストレーターの仕事が奪われるのでは?
奪われるというと今持っている仕事がAIに置き換わるということになるので、表現が適切ではないかもしれませんが、正直なところ一定数の仕事は淘汰されそうだなとは思います。大きな視点で見れば人間の仕事の数や仕事量は減る。
AIと同じことを人間がやっていては勝ち目はないでしょう、それは誰にでも当てはまることで私も例外ではありません。少なくともそれっぽい絵が描けるだけでは仕事にはなりません。でもそれは別にAIがあってもなくても一緒ですよね。自分ならではの視点を持ち、他とは違う表現を追求する、これに終わりはないのです。
世の中のイラストはこれからどうなっていく?
身近なところでは、いらすとやさんの絵が日本中を席巻したのと同じように、今度はAIイラストが広がっていくことになりそうです。無敵の王者として君臨していたいらすとやさんがどんどん置き換わっていき、覇権交代が起こるのです。
ただこれについては個人的にあまり不安を感じていません。そもそも無料のものが無料のものに代わるだけなので、今あるクライアントや仕事に直接的な影響はないと考えています。もし影響があったとしたらいらすとやさんの時点で廃業しています。
ちょっと心配しているのはストックイラストです。今でもAIで生成されたものが(そうでないと偽って)かなり流入してしまっているようで、今後ますますそれが加速すると考えると、今まで通りにはいかないのかなと思います。何か新たな戦略が必要かもしれません。
イラストを使う企業の姿勢は?
生成イラストを活用する企業と、あくまでも人の描いたイラストにこだわる企業の二極化が起こりそうです。全クライアントが同じ方向に動くことはありません。人間イラストレーターとしてはそのこだわりに応えられることが求められます。コミュニケーション能力、大事になりそう。
今は目新しさもあってか、大手企業のCMなどでも大々的にAIを使ったものが増えていると感じます。しかしまだそれを使うことで受ける批判や炎上するリスクも大きいため、様子見をしているとことろも多そうです。ただこれも目に触れる数が増えてくると慣れてきて、徐々に世間に受け入れられていきそうだなと思います。
ちなみに予算がないからという事情でAIを使わざるを得ない企業は、そもそもクライアントにはなりえないと思いますので、こちらから追わなくて良いかなと個人的には思っています。
権利絡みのトラブルが増える
今でも危ういものが散見されますが、今後はますますいろんな場所で著作権がらみのトラブルが起こりそうです。それを見て無闇にAIを使うことにリスクを感じる人も増えます。(※もちろん人が描いた場合でも同じリスクはあります)
また、AI絵師とAI絵師との間でも権利関係で揉めてしまう未来も見えます。しかしAI絵の場合、権利はそもそも誰のものなんだという話ですね。
そうしてあらためて権利の大切さを感じてくれる人が増えるのは良いことです。そうなってようやく法律も整っていくのかな(整ってほしいな)と思うので、時間はかかりそうですが期待しているところです。だからそれまでは、声を上げていくことは大事。そして選挙に行きましょう。
AIとイラストレーターの関係
こうした流れの中でAIとイラストレーターの関係性も変化していきそうです。現在は「AI vs 人間」といった構図で語られがちですが、次第に「AIをどう活用するか」に焦点が移っていくと思われます。公言はしないまでも、AIを利用するイラストレーターは今後増えるはずです。AIを入口にしてイラストレーターになる人も出てくるでしょう。
負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、AIを用いて他と差別化するというのは実はかなり大変なことなのでは?と思っています。AI絵師の人がプロンプト(指示)の書きかたにも技術やコツがいると言っていましたが、それすらもう簡単にできるようになり陳腐化していると聞きました。最終的には誰もが簡単に使えるツールになるので、ただそれを使えるだけでは仕事にならないでしょう。自分自身の感性を育むことは必要不可欠です。
今後、イラスト制作にAIを使うの?
私は別にAI(全体)の存在そのものが嫌いなわけではありません。世の中が良くなる使われ方になるのであれば大歓迎です。ただ現状の生成AIについてはまだまだ問題がたくさんあります。特に権利関係がクリーンでない以上、仕事に使用することはできないのです。
今後、さまざまな問題や課題が解決・解消されていくのであれば、その考えが変わる可能性はあります。そうならなければ、使うことはないでしょう。
AI時代をどう生き残っていくのか
使わない、なんて言ってたら時代に淘汰されてしまうかもしれませんね。そうなったらもう素直に状況を受け入れるかなと思います。それをAIのせいにしたくはないです、ただ自分の描くイラストの需要がなくなっただけだと思いますから。
とは言え、何もせずにただ終わっていくのは嫌です。もちろんAIに負けない部分を探して、磨いて、やれる限り続けたいとは思っています。AIに負けない、つまり人間にしかできないこと。なんでしょうね。
・描きたいと自ら手を挙げる
・指示される前に先回りしてやる
・頼まれてないことまでやる
・楽しそうに描く
・進捗を報告する
・描いたイラストに責任を持つ
・完成や成功の喜びを共有する
・感謝をする、恩返しをする
書き出してみると当たり前のことばかりでした^^。でも仕事をするということは結局これに尽きるなと思ったので、これまでやってきたことを変える必要はなさそうです。特に楽しそうに描く、これは大切にしたいですね。
あとはアナログ回帰の流れも出てきていますし、そういう方向を伸ばしていくのもありだなと思ってます。それももう、前からやっていることですけどね。
結論 : 未来を予測してみたが、特にやることは変わらない。描くことを楽しむだけ。
以上、未来予測と今後についての考えでした。あくまで個人の勝手な想像で書いていますので、もちろんそうならないこともあります。話半分で聞いて下さい。世の中の状況は常に変わるので引き続き注視したいと思います。
こんなこと言っていたなぁと、未来の自分がこれを見て何を思うかが楽しみです。バリバリのAIイラストレーターには…ならないとは思いますが、先のことは誰にもわかりません(それよりもそれまでに廃業して野垂れ死んでないことを祈ります)
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コメント
2僕もAIイラストを加工アプリで
めちゃくちゃに改造した絵を
投稿しています😄
アタオカなセンスなんで
AIだけでも人間だけでも作れなさそうな
作品を好きないくつかのジャンルで
この先も展開していく予定です(◍•ᴗ•◍)
人間のチカラだけでやってきた人達に
色んな意味でリスペクトしながら
AI時代でも僕ができて機械にできない事が
あると思うんでそこは合体前提で
個性を出していきたいと思ってます💪
建从さん、コメントありがとうございます!AIを使うにしても皆ができること同じことをやっていてはクリエイティブにはならないと思いますので、結局は扱う人間の力なんですよね。AIとの共存、コラボ作品、楽しみにしております!