サウジ、ネタニヤフ氏のパレスチナ人強制退去巡る発言を拒否
イスラエルのネタニヤフ首相は11日、パレスチナのイスラム組織ハマスが15日正午までに人質を解放しなければ、ガザ停戦は終了し、イスラエル軍はハマスが敗北するまで攻撃を再開すると述べた。7日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[カイロ 9日 ロイター] - サウジアラビア外務省は9日声明を発表し、イスラエルのネタニヤフ首相によるパレスチナ人の強制退去発言を断固として拒否するとした。
イスラエル政府高官は、サウジアラビア領内でのパレスチナ国家の樹立を示唆している。ネタニヤフ氏は6日、親ネタニヤフ派のチャンネル14のインタビューを行う人が「パレスチナ国家」ではなく「サウジアラビア国家」と間違えて言ったのに対し、冗談のように答えた。
サウジの声明はネタニヤフ氏の名前に言及したものの、サウジ領内にパレスチナ国家を樹立するという発言には直接言及していない。
エジプトとヨルダンもイスラエルの提案を非難し、エジプトはこの考えを「サウジの主権を直接侵害するもの」とした。
サウジは、ネタニヤフ氏の発言を拒否する「兄弟国」の姿勢を評価すると述べた。「この占領過激派の考え方は、パレスチナ領土が兄弟であるパレスチナの人々にとって何を意味するのか、そしてその土地との良心的、歴史的、合法的な関係を理解していない」とした。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab