ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

常闇獣狩伝

連載中 全1エピソード 1エピソード目を読む
あらすじ
 ——獣狩(ししがり)。それは化獣(ばけもの)を狩り、その糧を得る狩人たちのことである。
 彼らは化獣の命を重んじ、敬愛した上で狩りに臨む気高き狩人であり、その疾風迅雷の戦いぶりに人々は敬意と畏怖を抱いていた。

 時は常闇暦八七一年。
 かつて栄えた文明が一夜にして消え去った「厄災」からおよそ九世紀が経ち、彼の神楽大陸ではかつての神の教えを中心に、復興が進められていた。
 金属禁忌という神の教え——神闇道・常闇之神社では一切の金属が禁じられ、代わりに天然物や化獣素材を用い、人々は不自由なく暮らしていた。

 ある寒村で起きた惨劇から十数年後、禁呪をその身に宿す青年・蕾花はある冬の夜、雪の積もる幻冬峠で行き倒れる。
「坊やがこんなとこで死んでんじゃねえよ」——そう言いながら通りがかった龍人の女・潤花は彼を見捨てては置けず、山道脇の朽ちた小屋で蕾花を介抱してやることに。

 目覚めた蕾花は潤花にどこか、強い信念と熱を感じながらも突き放そうとする。しかしそこに化獣の咆哮が木霊し、彼らは一時共闘することに。
 紆余曲折を経て蕾花は己を付け狙う者たち——「禁呪院」の追手を振り払うための力を磨き、そして糧を得るために潤花の勧めで獣狩となるのだった。

「泡沫の里へ行く」——蕾花は常闇之神社総本社が建立される、霊天山の山腹にある泡沫の里へ向かうことを望む。
 その理由は、常闇様自身に問うためであった。

 ——なぜ、俺なのか。……と。


※本作品はpixivにも同一作者名義で掲載しています。
Nコード
N4510KH
作者名
磯崎雄太郎
キーワード
R15 残酷な描写あり 冒険 和風ファンタジー 妖怪 妖術 バトル アクション 旅 友情 恋愛 獣 幕末風異世界 神闇道 常闇之神社
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2025年 04月05日 07時10分
最新掲載日
2025年 04月05日 07時10分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付けない
開示設定
開示中
文字数
3,652文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N4510KH| 作品情報| 連載(全1エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
 ——獣狩(ししがり)。それは化獣(ばけもの)を狩り、その糧を得る狩人たちのことである。  彼らは化獣の命を重んじ、敬愛した上で狩りに臨む気高き狩人であり、その疾風迅雷の戦いぶりに人々は敬意と畏怖を抱いていた。  時は//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。