大船渡市の旧・大船渡中学校と旧・末崎中学校が統合し、新しい「大船渡中学校」が4日開校しました。「個性で地域を彩り、伝統になるものを作る」と誓いを立てました。

開校式には、新2年生と3年生126人と教職員らが出席しました。旧・大船渡中学校と旧・末崎中学校は、生徒数が減り続け、2023年度の協議会で統合が決定。旧・大船渡中学校の校舎で4日、開校しました。

式では、大船渡市の渕上清市長が開校を宣言し、新しい校旗が和賀真樹校長に渡された後、生徒の代表が誓いを立てました。

生徒会長挨拶
「それぞれの個性で学校や地域を彩ります。これから伝統となるものを作り、新生・大船渡中学校幕開けの一歩とします」

3学期に一生懸命練習した校歌は、地元出身のシンガーソングライター濱守栄子さんが作詞と作曲をしました。詞には、制作当時小学生だった生徒たちが寄せた言葉も盛り込まれたということです。

校歌のピアノ担当生徒
「めちゃくちゃ緊張しました」「朝ほんとに体調が悪かったらどうしようと思ってた…」

旧末崎中からの生徒
「スクールバスで来るから、末崎中学校に行くより早く行かなくちゃいけないので大変です」「生活リズムが…春休みでちょっと…」

旧末崎中からの生徒
Q友達出来た？
「はい。ほぼ覚えました。ほぼ名前覚えました」
Qどんなことが楽しみですか？
「運動会。統合して新しい仲間と一緒に協力したり戦ったりするのが楽しみです」

新しい大船渡中学校の入学式は週明けの7日で、8日から通常の授業が始まります。