生徒数減少で2校統合された中学校 開校式 岩手 大船渡
大船渡市で、生徒数の減少に伴い2つの中学校が統合されてできた新たな学校で、4日、開校式が行われ、生徒たちが新たな校歌を合唱し門出を祝いました。
大船渡市の末崎中学校と大船渡中学校は、生徒数が減少していたため、今年度から統合されて新たに「大船渡中学校」としてスタートすることになり、4日、開校式が行われました。
式には2年生と3年生合わせて126人が出席して、はじめに、渕上清市長が開校を宣言しました。
そして、小松伸也教育長から大船渡中学校の和賀真樹校長に、市の木であるマツをデザインした新しい校章が刺しゅうされた校旗が手渡され、和賀校長は「教職員一同、生徒と共に、新たな校風と歴史を築いていくために全力を尽くします」と、あいさつしました。
そのあと、3年生の松岡孜馬さんが生徒を代表して「全校が団結し、個性を尊重しながら地域に愛されるように、新たな伝統を築き上げます」と決意を述べました。
式の最後には、大船渡の自然や伝統を尊重し、生徒が希望を持つことなどを歌詞に込めた新しい校歌を、出席者全員で合唱しました。
2年生の男子生徒は「すごくわくわくしています。友達をいっぱい作り、みんなで協力して行事を成功させたい」と話していました。
大船渡中学校では今月7日に入学式が行われ、新たな学びやでの学校生活が始まります。