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  • anko0665 中枢餡

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko0665 中枢餡

最終更新:2011年03月19日 12:56

ankoss

14,938 view
管理者のみ編集可
注意、自分設定があります。
   ゲスなゆっくりがいます
   人間が不幸になるかもしれません




ゆっくり。
それについては語るまでも無いだろう。
現代社会のどこからか湧き出てきた奇妙な饅頭。
動き、言葉を喋ることから宇宙人ではないかとも騒がれたが、結局のところ良く分からないままである。
様々な分野で研究が進められたこともあったが、あまりの出鱈目さに皆が皆、匙を放り投げてしまった。
今では専門店が出来る程度にはペット化されており、人々にも慣れ親しまれている。

しかし、そうであるが故の弊害もまた存在するのであった。


街の中心部からは離れた裏通り、そこには活気が見られない寂れた町並みがある。
その中にさらに寂れた建物が存在した。
人が住んでいるのかどうかも怪しい建物、そこには申し訳程度の看板がぶら下がっている。
少しばかり傾いた看板には『ゆっくり教育所』と怪しげな文字が描かれていた。
どこの街にもこういったいかがわしいモノはある。
未だにゆっくりの生態が解明されていないのをいいことに、『教育』などと称してゆっくりの躾を生業とする者達である。
「ゆっくりは可愛いけど、育て方が分からない」
という適度に責任感を持つ飼い主ほど、安易にそういった場所を利用してしまう。
しかし、ゆっくりとは専門家を持ってしても、謎が解明されていないモノである。
そもそも生物と定義していいかも不確かなのだ。
故に、ゆっくりの躾をするという場所はほとんど信用に当たらない。
大抵は金だけもらって逃げたり、暴力的に『教育』を行って、ゆっくりの精神に深い傷を負わせる場合すらある。
とあるケースでは、見た目が似ている安物ゆっくりとすり替えて、『教育』は済んだと飼い主に引渡し、
元のゆっくりは別の所に売り飛ばしたなどという信じられない話もあるのだ。

この寂れた建物もまた、そういった「ゆっくりの教育」を行うとする場所である。
それでも真っ当な人間ならば近づこうとは思わない建物である。

「…………」

そんな胡散臭い所に足を踏み入れようとする者がいた。
その手にはゆっくり用の籠を抱えている。様々な用途に使われている防音仕様の優れものだ。
籠を抱えているゆっくりの飼い主は思いつめたような顔をしながら、おずおずと呼び鈴を押す。
ビー、と来客を知らせる音だけが響いた。

「……………」

幾らか待ったが、返事も無い。飼い主は意を決して、扉を開けてみた。
ガラリ、と軽い手応えと共に開かれる扉。中は薄暗いが、適当には片付けられていた。
と、扉へと向いているソファーの上に何か大きな塊がある。

「う~ん、ムニャムニャ……」

そこには着の身着のままで寝ている小汚い男がいた。
飼い主は思わず後ずさりかけたが、思いとどまる。他に行く当てもないのだ。

「あ、あのっ……!」

「ん~? どなたさん?」

飼い主の声に応えるように、男は起きた。
寝ぼけ眼のまま、あくびをする。客に対しての模範的な対応とするには程遠い。
その様子に飼い主は若干どころではなく全力でこの場から出て行きたくなったが、そこはぐっとこらえる。

「あの、ここでゆっくりの『教育』をしてくださると聞いたんですが……」

飼い主は意を決して用件を告げる。
それに対して男は無遠慮な視線を送った。

「ゆっくりの『教育』? 君、意味分かって言ってるのかい?」

「は、はい。ここなら、言うことを聞かなくなったゆっくりを『再教育』してもらえると言われました。
 あ、この名刺を渡せば依頼を受けてもらえる、と」

男は飼い主から名刺を受け取ると懐に仕舞いこんだ。
なおも、観察するような視線を飼い主へと向けている。

「ふぅん。しかし、その用事で直接ここに来る人ってのは珍しいねぇ」

「珍しい、ですか?」

「うん、珍しい。ゆっくりの『教育』をしてほしい人ってのは、大抵ゲスゆっくりの矯正が理由だからねぇ。
 しかも、金持ちが多い。世間体だとかなんとかで、直接会わずにパソコンとか手紙で用件を伝えることが多い、かな。
 ま、皆が皆、ゲスゆっくりを育て上げちゃってるのは酷い笑い話だとは思うけど」

だらしない笑みを浮かべながら、一度言葉を切る。
続けて出てきた言葉には皮肉以上の色がついていた。

「同じような言葉を喋れるから、つい自分の子供みたいな感じで接しちゃうだろうねぇ。
 何でも与えて、何でも言うことを聞いて甘やかす。わかんなくはないよ。その気持ち。
 ただ、ゆっくりってそんな上等なものじゃないから。
 根本的には常識の通じない饅頭なんだよ。そこをぽーんと忘れちゃってる人がちょっと多すぎるんだよねぇ。
 そんなことをしてたら簡単に言うことを聞かないゲスゆっくりになっちゃうんだよ。
 そもそも、言葉が通じるからって、どうして意思疎通が出来ると思えるんだろうねぇ」

「そ、そんな言い方……」

思わず、その物言いを咎めようとした飼い主だが、それを遮るように男は答える。

「うん? だってそうでしょう? 現に、君は僕を気味悪いものだと思ってる。
 ゆっくりをそんな風に言うなんて、なんて酷い人だろうと思ってるだろう?
 同じ人間でもちゃんとした意思疎通が出来ない場合も多い。
 それなのに、ゆっくりなら意思疎通出来るとでも言うのかねぇ。
 まあ、いいさ。人様の趣味にやたらに口出しするのは礼儀に反する。
 仕事の話といこうか」

無闇に長い口上をいきなり打ち切って、男は商談を開始する。
その変化に戸惑いながらも飼い主は籠を男の前へと差し出す。

「……はい。あの、この子なんですけど」

「うん、これね。防音籠に入れて持ってきてくれたのはありがたいねぇ。
 そうしてくれると、みんなの手間が省けるから」

わずかな言葉の中にも、男と飼い主の立場の差がはっきりと出る。
飼い主はゆっくりを物扱いされたことにかすかな不満を覚えながらも、外側からかけてある鍵を外し、籠を開けた。

「ゆっ! ようやく、あいたね! かわいいれいむをこんなところにとじこめる、くそばばあはしね!」

中にいたのはやたらと太ったゆっくりれいむであった。
所謂、『でいぶ』などと揶揄されるゲスゆっくりれいむがそこにはいた。
開けた途端に罵声を飛び出してくる。暗がりから出されたためか、開けたのは飼い主だと思っている様子だ。
ふてぶてしい顔つきをしており、その道に詳しい者ならば一目でゲスであると看破するだろう。
その身体はでっぷりと醜く太っており、だるまのようにも見えなくは無い体型をしている。

「これは見事なゲスだねぇ。で、飼い主さん、『どうして』ほしいんだっけ?」

「なんでれいむがゲスなのぉぉぉ!? ふざけないでね! ひどいこというじじいはしね!」

分かっていながらあえて聞く。飼い主への最終確認と、ゆっくりがゲス呼ばわりされた反応を見るためである。
そして、れいむは見事にゲスらしい反応を示した。

「……っ! れ、れいむの、『再教育』を、お願いします……!」

悔しさか悲しみか、様々な感情を押し込めたように飼い主は言った。
男は追撃をかけるように続ける。

「再教育ねぇ……具体的にはどうすればいいのかな? 
 この、飼い主の手にも余るようなグズでゲスなゆっくりに……」

「なんてこというのぉぉぉおぉぉっ!!?? なんでれいむがグズでゲスなのぉぉぉ!!」

「はいはい、ゆっくりゆっくり」

喚きたてるれいむ。適当に制す男。手馴れたものである。

「で、どうするのかな? 僕は基本的に飼い主の『要望』を遵守することにしてるんだ」

飼い主は俯いたまま、身体を震わせている。

「僕のやり方は聞いてるよねぇ? これだと、基本的に君のゆっくりはロクなことにならないから」

誇張するでもなく、事実を淡々と告げる。その目は感情も無く飼い主を見据えている。
男にとって、これは単なる仕事に過ぎないのだ。

「れ、れいむの……『初期化』をお願いします!」

「はい、承ったよ。これで変更は無し。飼い主さんはそこで見てなさい」

男は素早く動き、れいむを抱きかかえるようにして固定する。
その正面には飼い主を座らせたままだ。当然、れいむは飼い主の方を向いている状態となる。

「はなせ、くそじじい! かわいいれいむにさわるなぁ!
 くそばばあも、さっさとかわいいれいむをたすけろぉ!」

「ホント、口悪いねぇ。まるで、人間みたいだ」

ゆっくりってのはもう少し語彙が少なくなきゃいけない、と勝手なことを言いつつれいむに問う。

「君さぁ、ちゃんと周りをゆっくりさせてる?」

「ゆっくりするのはれいむだよ! ばかなこといわないでね!」

れいむの言葉にやれやれ、と大きく首を振る。手が付けがたいといった様子である。
男はぶくぶくと太ったれいむを膝に抱えながら、飼い主の方へと目を向ける。

「で、キミはこのゲスにどういう躾と教育をしてきたんだい?」

膝の上で
「ゲスじゃないっていってるでしょぉぉぉおお!?」
と喚いているれいむは華麗に無視する。

「あ、あの……れいむの好きなものをあげて、毎日ブラッシングもしてあげて……」

飼い主が羅列していく毎日の生活を聞いていく内に、男はさらに呆れ顔となっていく。

「つまり、このゆっくりの望みをただ聞いてあげていたわけだ。躾をするわけでもなく」

その結果がこれだ、と膝の上のれいむを示す。
飼い主はさらに落ち込んだ顔になった。

「はい、そうです……」

「ばばあがれいむのいうこときくのはとうぜんだよ! ばかなの!? しぬの!?」

間髪入れずに喚きだすれいむに、男は深いため息をついた。

「ああ、そりゃ駄目だ。全然駄目だ。君たちゆっくりは周りを『ゆっくりさせてあげる』のが基本だろう?
 ゆっくりしていってねっていうのはそういう意味だ。それを忘れちゃ、君たちもゆっくりできなくなる。」

「れいむがゆっくりできてれば、それでいいにきまってるでしょぉぉ!?」

「いや、今から出来なくなるんだよ。周りをゆっくりさせてあげなかったからねぇ」

「ゆっ? じじいはあたまも゛……!?」

さらに罵ろうとしたところで、れいむが固まる。口を開き、眼を見開いている。
それも当然だ。何せ、後頭部から手を差し込まれているのだから。

「い、いぎゃあぁぁxお;いyfくぇrd!!!???」

その生涯で一度も味わったことの無い痛みに、発狂したような叫びをあげるれいむ。
これだけ叫んでも、周囲に文句を言う人間が存在しない所だけが、この寂れた建物の利点かもしれない。

「うんうん、いい感じで叫んでくれるね。やりがいがあるよ」

「お、おほぉおぼおぉふひぃぃぎびぃいいいりぃい!!??」

がりがりと中身を削られる痛みと恐怖。
餡子を直接いじっているため、様々な情動が一片に出されている。
それは興奮であり、悲しみであり、怒りであった。

「あぁ、痛いかな? なら、存分に痛がってくれ。君の飼い主からの要望だ」

「なっ……! そんなこと言って……」

「うん? 違うのかな? 僕に『初期化』を頼んだってことはそういうことなんだけど」

叫び声を上げ続けるれいむを無視するように、手馴れた様子で飼い主へ話しかける。
れいむの中で男の腕が蠢く。が、腕による拘束はまったく外れない。完璧に固定されている。

「君はゆっくりを可愛いペットと思っているのかもしれない。
 でもさぁ、可愛いペットの頭の中を弄くらせる飼い主がどこにいるんだい?
 君はゆっくりを都合の良い玩具のようにしか思ってないんだよ」

「違います! 私にとってれいむは……」

「違わない。もう一度繰り返すけど、僕に『初期化』を頼むというのはそういうことだ。
 聞いていなかった、では済まない。ここに来るということはそういうことも織り込み済みってことなのさ。
 そして、君にはれいむの感じている痛みは伝わっているかな?
 今、君の前でこんなにも助けを呼んでいるよ。その痛みを理解出来るかい?」

「いだいぃぃぃいぃい!!?? やめでぇ! れいむのおつむをさわらないでねぇぇええ!!」

「分かるかな? 既に初期化が進行しつつあるよ。言葉遣いもゲスのものではなくなりつつあるねぇ。
 段々とゆっくり本来のものへと近づいてきてる。
 頭の中を弄くられる痛みによってだ」

厳密に言うと少し違うけどね、と付け加える。
がりがりごりごり、と余分なものを削り落としていく。
れいむは目を見開き、歯茎を剥き出しにして喚き続ける。

「中枢餡って知ってるかい? ゆっくりの中にある餡子、その中でも一番重要とされている器官だ。
 ゆっくりを構成するために必要不可欠であり、ゆっくりにとっての頭脳そのものだ。
 ゆっくりは年齢を重ねる毎に中枢餡が少しづつ大きくなっていく。
 わずかばかりの記憶や知識、経験とかがそこに蓄えられていくという寸法さ。
 僕が今弄くっているのはそこだね。
 他に出来る人がいるかどうか知らないが、僕は中枢餡を弄くることでゆっくりの記憶を操作する。
 なぁんて、カッコつけたところで出来ることは限られているけどね。その中でも……」

「やめでねぇ!? ゆっぐりやべねぇぇぇ!!??」

「僕が一番得意なことは、ゆっくりを『元の状態』に戻すことさ」

男の手によって、れいむの中枢餡が削られていく。
周りの皮を剥がすように、中枢餡から餡子が剥ぎ取られていく。
どんどん、れいむが今まで積み重ねてきた記憶が失われていく。
それに呼応するようにげえげえ、と餡子を吐き出していく。

がりがり 「れいむを、ゆっぐりけさないでぇ!」

おいしいものを食べて嬉しかった記憶。
食べてきた物の味を忘れていく。

ごりごり 「ぎびっ! やべ、でぇ!」

他のゆっくりと楽しく遊んだ記憶。
お隣さんであったまりさとありすと一緒にした駆けっこ。
草むらを走った時の疾走感や草の匂いを忘れていく。

がりがり 「ゆがががが!? しぬぅ!」

飼い主の家にもらわれてきた時の記憶。
とても優しく撫でられ、一緒にゆっくり用の絵本を読んで貰ったことを忘れていく。

ごりごり 「いびゅ! あびゃ! がびゅ!」

生まれた時、父や母から「ゆっくりしていってね」と言ってもらった記憶。
父や母の姿が段々と消えていく。何を言っているのかも理解できなくなっていく。
五感全てに彩られた様々な思い出が無くなっていく。
手の動きと連動するように、れいむが断続的な叫び声を上げ続けている。
しかし、それは最早反射にすぎない。

「ゆ゛っ!」

れいむが大きく鳴いた。それで終わりであった。
大きく見開かれていた目が眠るように閉じられていき、その表情は先程よりも穏やかなものに見えた。
歯茎を剥き出しにしていた口も、ゆっくりと閉じられていく。
『この』れいむは、もう『さっきの』れいむとは違うモノだった。
中枢餡もまた、掌大の大きさであったものが小指の先ほどの大きさになっていた
剥ぎ取られた中枢餡の破片は他の餡子と混ざっていく。
ずぼり、と男は手を引き抜いた。その空いた穴をオレンジジュースなどで適当に治しておく。

「はい、終了。起きなさい『ゆっくりれいむ』」

男が手の中にいるれいむを軽く揺する。
れいむの大きさはよく見れば、餡子を吐き出したためにいくらか縮んでいる。
一般のゆっくりと大差ない大きさとなっていた。

「ゆっ……? ゆっくりしていってね!」

起きると同時にれいむはゆっくりお馴染みの挨拶を発する。
飼い主はそんな当たり前のことに驚いた。驚愕したと言ってもいい。
れいむがゲスと呼んでも差し支えの無い性格になってから、この挨拶を人間に向かって言ったことは無い。
ゆっくりにとって『ゆっくり』とは最上級の喜びであり、それは皆で共有すべき価値観である
しかし、れいむは人間を格下の存在と見て、『ゆっくり』を共有すべき仲間だとは思っていなかった。
自分こそ格上の存在であるという持つべきでない幻想を持っていた。
それが『さっき』までのれいむだった。

「けれど、その幻想を打ち砕く、ってね。
 れいむ、君にはこのお姉さんをゆっくりさせてあげてほしいんだけど」

「ゆ? わかったよ!」

男の言葉を聞いたれいむは、先程までとは打って変わったゆっくりらしい笑顔で答えた。

「おねーさん、ゆっくりしていってね!」




飼い主が帰る。そして、男は一応ながらも見送りに出た。

「それじゃ、れいむ。おねえさんと仲良くするんだよ」

「ゆっ! なかよくするよ! おねーさんをゆっくりさせてあげるよ」

飼い主はその言葉を聞いて、複雑な笑顔を浮かべた。
勿論、れいむが素直になったことが嬉しくないわけではない。
しかし、これは『素直』だとかそういう次元を超えている。
最早、別のゆっくりでしかない。
けれど、飼い主もそれを選択したのが自分であるということも思い知らされている。
れいむの叫び声が耳から離れない。もしかすると一生離れないのではないか、とすら思えた。
これから先、飼い主は自分がしたことを忘れることは出来ないだろう。
否、忘れさせないために男は飼い主の目の前でれいむを弄くった。
そして、その叫びと苦悶の表情をじっくりと観察させた。
二度とそれを味わいたくはないと思える光景であった。
故に、この飼い主はゆっくりの育て方について、細心の注意を払うようになるだろう。
それで、ゲスにならないかどうかは男の知ったことではなかった。



飼い主が去ってから男はぼそりと呟いた。

「新しいの、買えばいいのにねぇ」

男にはこれら飼い主の気持ちが理解できなかった。
中のデータが吹き飛んだパソコンは、今までのパソコンと同じものではない。
外面は同じでも、中身が決定的に変わってしまっている。
そのパソコンを大事にする事情がないのなら、新しいものを買えばいいのだ。
それはゆっくりだって変わらない。

「けど、そういう風には思えないんだろうねぇ……」

人と同じような言葉を喋るナマモノ。
それがゆっくりである。
言葉を喋るが故に、人はしろ良くも悪くも大幅な感情移入をしてしまう。
だから、判断基準がおかしくなる。
同じような言葉を喋るからといって、人間と同じ思考を持っているわけではない。

「さて、彼女もゆっくりできるといいけど」

男はそう呟いて、残った仕事に取り掛かった。


とある寂れた街の中、そのどこからかゆっくりの悲鳴にも似た声が響く場所があるという。




書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 518 ゆっくりれいぱー
「anko0665 中枢餡」をウィキ内検索
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