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自分の時間を自分の大切なことのために使うこととは。(前半)

という題名で講演する機会をテンジン大学さん(https://tenjin-univ.net)から頂きました。

講師をやってみないか?と声をかけてくれてその後もコーディネーターとして指導してくださったのはBOOKOKA(http://bookuoka.com)でもお世話になっている吉開さんです。

9月下旬に最初の打ち合わせをして、10月下旬開催の案もあったけれど、しっかり準備したいという意見が一致してほぼ2ヶ月後の11月28日の開催になりました。イベントのタイトルは「自分の時間を自分の大切なことのために使うこととは。」で、サブタイトルは「好きなこと・やりたいことがあるから踏み出したい。」でした。大人数での開催は現状だと厳しいのと、このタイトルだからこそ参加者お一人お一人と向き合いたくて10名限定の会にしました。今日は講義を終えての所感を綴りたいと思います。

仕事と為事

皆さんは仕事をして幸せを感じていますか。もしかしたら日々の“仕事”だけでは心が充足するような気持ちにはなれていない方も多いかもしれません。好きなことで仕事をして人を喜ばせることができたらどんなに幸せだろうと思っているかもしれません。でも、それでは食べていけない…。私見ですが仕事=ビジネス・お金を稼ぐことのような感じがしています。どこにも属さずに好きなことをするには、お金を稼ぐことや経営の能力が必須。以前の私はそう思っていて一歩踏み出せずにいたのですが今はそうは思っていません。今は、好きなことをすることとお金を稼ぐことは切り離して考えていいと思っているので小さな活動をしています。

以前平野啓一郎さんの新書の「私とは何か」を読んだ時に開眼した事がありました。以下は意味だけを要約したものです。平野さんによると、森鴎外は仕事を為事と書いたそうです。『しごと』は仕える事ではなく自らが意志を持って為した事全てであるという解釈でした。私はこの表現にすごく感動して、人生は全て私の『為事』なんだなと思うようになりました。お金を稼ぐ事や経営する事は苦手で独立の道を選ばなかったとしても、生きるための仕事の時間以外を使って何をするか。身の丈に合った、自分と向き合った、「為事」を。

自分で創る

次の段階で考えたのは、今あるものの中からやりたいこと・なりたいものを選ぶから難しくなるのではないか?ということでした。若い頃の私は「本屋」になりたいと思っていました。そうなると、物件を借りて本を大量に仕入れて、毎月の支払いをして…。はい、苦手です。自分の中に「あといくら売り上げないといけない」というプレッシャーがあると本領を発揮できなくなるタイプなのです。そこで、なぜ本屋になりたいのかを因数分解してみました。人に元気になって欲しい、本に救われた私はその思いで本屋になりたいと思っているのですが、そうすると「本屋」という物件/箱の枠組みは必須ではないことに気づきました。本を広めることができたら嬉しいので実店舗は間借りで、平日は毎日インスタで本の良さを紹介して、noteを書いて、ラジオを録って。それで見てくれている人が少しでも元気になれたら、本が好きになってくれたら。そのことがとても嬉しい。それが私だと気づきました。だけど、世の中にそんな職業はない。笑。だから自分で名付けることにしました。「ブックアテンダント」の始まりです。

造語を作るヒントとしてはとにかく紙に好きなことや嫌いなことを書きまくることだと思っています。自分の中にきっと答えはありますから、すぐに思いつかなくても焦らずに向き合い続けることです。私がこう名乗れるようになったのは活動5年目でした。

以上前半でした。次週後半は「毎日に落とし込む」と「幸せは自己探求」というお話です。

つづく。

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自分の時間を自分の大切なことのために使うこととは。(前半)|嘉村佳奈/ブックアテンダント
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