今回は、割り算と引き算の混合問題にチャレンジです。順番を間違えずに正しい答えにたどり着けるでしょうか?
ぜひ挑戦してみてください。
問題
次の計算をしなさい。
44÷22−22
解答
正解は、「−20」です。
あなたが出した答えと一致したでしょうか?
次の「ポイント」で、計算過程を確認しておきましょう。
ポイント
この問題のポイントは、「割り算から計算すること」です。
式は割り算から始まっているので、式の順番通りに計算すれば問題なく正解できるはずです。
44÷22−22 ←最初に割り算
=2−22 ←次に引き算
=−20
ただし、計算の順番について考えすぎて「同じ数どうしの引き算22−22からするのでは?」と思ってしまったら大変です。
「22−22」の答えは0です。すると式は「44÷0」になってしまいます。
算数や数学では0で割ることは、認められていません(解が存在しないため)。「÷0」の形になってしまったら、計算をやり直しましょう。
なお、計算順序のルールは次のようになっています。
<計算順序のルール>
次の順序で計算します。
1.( )の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算
※同じ優先順位の計算がある場合は、左から優先して計算します。
掛け算・割り算は足し算・引き算よりも先にすることになっています。今回とは違い、掛け算や割り算が後半に出てくるような問題もありますが、優先順位を間違えないようにしましょう。
例:
44−22÷22 ←後半の割り算から計算する
=44−1
=43
まとめ
今回の問題、すぐに正しい答えを求められたでしょうか。
「掛け算・割り算は足し算・引き算よりも先にすること」は、計算問題ではとても重要なルールです。今回の問題は左から順に計算していけば自然とルールを守れる形になっていましたが、問題によってはそうはいかないケースもあります。
常に正しい順序を考えながら、計算を進めるようにしましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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