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青森県初の小中一貫校「六戸学園」開校 木造3階、六戸町内の5校統合 県産材多用し、各教室には電子黒板

青森県産材をふんだんに使用した六戸学園校舎。町立図書館(手前)も併設する
六戸学園の開校を祝い、くす玉を割る関係者ら

 青森県内初となる小中一貫の義務教育学校「六戸学園」が1日、同県六戸町に開校し、式典があった。全国的にも珍しい木造3階の校舎で、1~9年生計842人が学校生活を始める。

 町内全ての小学校3校、中学校2校を統合した。2022年度末に閉校した六戸高の跡地に、県産材のスギやカラマツをふんだんに使って校舎を新築した。

 設備面では、壁3面がプロジェクターになるメディアルームを設け、各教室には電子黒板を設置した。屋内運動場は移動観覧席700席を備える。

 式典には関係者や地域住民ら約300人が出席し、校歌の披露や校旗の授与などがあった。二ツ森牧彦校長は「町内の全児童生徒が一堂に会して学ぶ。地域と相互に発展していきたい」と抱負を語った。

 全校を代表して生徒会長の9年山内啓路(はるみち)さん(15)が「たくさんの方に愛される学校にして、新たな歴史と伝統をつないでいく」と誓った。

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