県内初の義務教育学校 六戸学園で開校記念式典
小中一貫教育を行う青森県内初の義務教育学校となる、六戸町立義務教育学校六戸学園(二ツ森牧彦校長)の開校記念式典が1日、同校で行われた。佐藤陽大町長や町職員、県議ら約250人が出席し、子どもたちの新たな学びやの誕生を祝い、発展を願った。 六戸学園は六戸小、大曲小、開知小、六戸中、七百中の町内全5校を1校に再編。2023年に閉校した旧県立六戸高跡地を利用し、全国的にも珍しい木造3階建ての校舎を新設した。町内の児童生徒は今後、義務教育の9年間を一貫して同校で学ぶ。 式典では、瀧口孝之教育長が開校を告示した後、佐藤町長が校旗を二ツ森校長に授与した。式辞で佐藤町長は「町の新たなシンボルとして、子どもたちが将来にわたって安心し、いきいきと学習できる六戸学園を共に作り、共に育んでいきましょう」と述べた。 二ツ森校長は「町内5校の役割や歴史を継承、発展させ、町の学びの拠点として、地域と学校が相互に発展していけるよう努力していく」とあいさつした。 児童生徒を代表し、生徒会長の9年山内啓路さんが「新たな土台を築き上げていくことが私たちの使命。さまざまなことを吸収しながら、新たな歴史と伝統を築き、つなげていくことを誓う」と決意を述べた。 最後は佐藤町長や二ツ森校長、下田敏美町議会議長らがくす玉を割り開校を祝ったほか、サプライズとして歌手の中島美華さんが校歌の独唱を披露した。 8日に行われる入学式と始業式から、児童生徒842人の新生活が始まる。
デーリー東北新聞社