【議論】「湿布薬もらうだけで保険料がかかる」『OTC類似薬』“保険適用除外”の動きに賛否両論 さらに世間にはまだ知られていない?メリットだらけの『リフィル処方箋』が話題に
■処方箋1枚で最大2回、診察を受けずに薬の受け取りが可能に? メリットだらけの『リフィル処方箋』とは?
一方、2022年に導入された『リフィル処方箋』が話題を呼んでいます。 対象は“症状が安定している患者”のみで、一定の要件を満たした場合に、医師が定めた期間内に最大3回まで、繰り返し使用可能な処方箋です。つまり、1枚の処方箋で最大2回、診察を受けずに薬の受け取りが可能な制度だといいます。これにより、受診の回数や通院時間、診察の待ち時間を減らすことができ、診察費用などの負担軽減にもつながるのが大きなメリットなのですが…
Q.『リフィル処方箋』聞いたことありますか? (30代) 「ないです。都度、お医者さんに行かなくていいなら、何回か使える処方箋をもらって、薬局に行けばいいなら、それはそれで楽だなと思います」 (60代) 「自分は同じ血圧の薬をもらうので、楽かもしれないですね。それはちょっと使いたいですね」 『リフィル処方箋』を知っている人はごく僅かで、利用率は0.05%に留まっているのが実情だといいます。
Q.『リフィル処方箋』は、まだあまり知られていないんですか? (森氏) 「そうですね。まだ実際に医療機関への導入は低いですし、知っている方というのは、少ないと思うんです。ただ、日本の受診の回数ってとても多くて、年間平均11回ぐらいで、病院・診療所を受診しているというのは、ほかの国に比べると倍ぐらいなんです。『リフィル処方箋』などを使うことによって、多すぎる受診を減らしていくと医療費の抑制にもつながるので、例えば花粉症などで長く薬を飲む方や、症状が安定していて、ずっと同じ薬を飲む方が、相談してみるのは良いと思います」 (「情報ライブミヤネ屋」2025年3月11日放送)
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