広尾町 閉校した小学校の跡地でサクラ植樹
十勝の広尾町で、地域の交流の新たな拠点として整備が進められている小学校の跡地でサクラの植樹が行われました。
サクラの植樹が行われたのは、児童数の減少で9年前に閉校した広尾町の野塚小学校の跡地です。
この学校の跡地では、地域の人たちの新たな交流拠点として校舎を活用しようと、地域おこし協力隊の澤村拓也さんが中心になって教室などの改装を進めていて、カフェスペースや子どもの遊び場を備えた施設が5月にオープンする予定です。
これに先立ち、29日、地域の人たちを招いて、サクラの植樹が行われ、およそ90人が集まりました。
用意されたのは、高さ2メートルほどの苗木13本で、参加した人たちはグラウンドの土にシャベルなどで穴を掘ったあと木を植えて、丁寧に土を固めていました。
5歳の男の子は「ピンクの花が咲いたら遊びに来たいです」と話し、30代の母親は「学校の跡地が子どもたちの遊びの場や憩いの場になるといいです」と話していました。
企画した澤村さんは「10年後に100本のサクラになるよう、毎年10本ずつ、植樹を続けていきたいです。人々の交流が生まれるきっかけの場所になればうれしいです」と話していました。