虐待や性搾取の被害女性らを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」。2022年夏ごろからインターネットを中心に「公金の不正受給がある」といった数々のデマが拡散され、活動への直接的な妨害や危害が相次いだ。東京都はこうした攻撃に屈してコラボとの連携を断ち切り、女性支援は後退している。攻撃はなぜ起こったのか。デマを中心となって発信した「暇空茜」を名乗る匿名アカウントの男性との間で争われた訴訟で、司法が認定した実態について、コラボ側が2日、都内で会見を開き、報告した。詳報する。(構成・柏尾 安希子)
コラボや代表の仁藤夢乃さん、弁護団の弁護士、支援者らが原告や被告となり、男性との間に抱えた訴訟は七つある。それぞれの東京地裁判決は2023年8月から24年9月にかけて出され、すべてコラボ側が勝訴した。
うち3件は判決が確定。男性に110万円と220万円の賠償支払いを命じた2件の訴訟では男性が控訴し、もう2件も控訴の意向を表明している。
判決のうち、名誉毀損(きそん)を争った2件の訴訟では男性の発信がデマと認められた。