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【金の間攻略】リーチと鳴きと配牌オリの使い分け

はじめに

麻雀を始めたての頃は、まずは字牌から切りましょう、次に孤立の19牌を切りましょう、最強の役であるリーチを目指しましょう、と教わる方が多いのではないでしょうか。それだけでも相手が初級者のうちは勝てますが、中級者が相手になってくると相手のテンパイ速度も速くなり、時には鳴きを駆使して和了を狙う必要もでてきます。まっすぐリーチを目指したものの、気づけばテンパイできずに河の3段目に突入していたという経験はありませんか。

本記事では、雀魂の雀傑1~3くらいの方、または和了率が20%未満の方を対象として、金の間で勝ち越すためのリーチ進行、鳴き進行、そして配牌オリ(混一色と七対子)について紹介いたします。わかりやすさを重視するために、細かい補足や例外などは端折っておりますがご了承下さい。金の間で苦戦されている方はもちろん、麻雀を始めたばかりの方や、すでに雀豪に到達されている方も、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

先制リーチは最強

麻雀の戦術書や講座動画などを見ると、「リーチは最強」という言葉をよく耳にします。リーチはそれ自体は1ハンですが、他にも特典として一発や裏ドラが乗る事があります。さらに鳴きと比べた場合、門前ツモの1ハン、平和や一盃口の1ハン、それに符が多いなども門前の優遇されているところです。これら全て含めると、リーチは2ハン役(形によっては3ハン以上)の価値があると考えてもよさそうです。これがリーチが最強といわれる理由でしょう。

しかしリーチは万能の役ではなく弱点もあります。それが、速度(鳴けない)です。「リーチは最強」というのは少し語弊があって、「先制リーチは最強」というのが正しいです。リーチの強さが最も発揮されるのは他家が誰もテンパイしていないとき。他家はテンパイしていなければベタオリや迂回を余儀なくされることが多く、そのあいだ悠々と自分だけツモ抽選を受け続けることができます。一般的に9巡目前後には先制リーチが飛んでくると言われているので、目安として9巡目前後までにテンパイできそうならば門前でリーチを目指すのが良いでしょう。

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オタ風から切ってリーチを目指す。
ツモが悪ければ喰いタンへの切り替えも考えておく。
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ツモが噛み合い10巡目にテンパイしてリーチ。
5mをカンして嶺上開花を狙うのも有力。
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先制リーチが厳しそうなら鳴き

そしてリーチの弱点を補うのが鳴きです。リーチはたしかに強いですが、それと同じくらい先制でテンパイしているという状況は強いです。和了れないリーチよりも、和了れる鳴きです。ペンチャンやカンチャン、対子ばかりで門前で先制テンパイするのは大変そうだなと思う時は、鳴いてタンヤオ、役牌、混一色、対々和などを狙うのが良いでしょう。

またリーチと違って鳴きはいつでも手を変えられるのもメリットの一つです。鳴いたものの他家からリーチが入ったためオリを選択したり、スライドでより安全な外側の牌を切る、黒と赤ドラを入れ替えるという柔軟な選択をすることができます。

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対子ばかりで門前進行では遅く、かつ守備力も低い牌姿。
タンヤオや対々和が見えるので、上家の8sを鳴いてスピードアップしたい。
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鳴いたことで9巡目テンパイに成功。
5mを引けば対々和に変化できる。
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最終手段の配牌オリ

どうしても先制を取れそうにないバラバラの配牌時に役に立つのが、配牌オリです。オリと言っても完全に和了を諦める訳ではありません。混一色と七対子は狙います。混一色は前節の鳴き進行にも出てきましたが、バラバラの配牌時にも使えます。混一色と七対子に共通するのが、オタ風を含めた全ての字牌を安全牌として抱えながら手を進められるという事。速度はまっすぐ進めるよりも多少遅くなっても、他家からリーチが飛んできたときにため込んだ字牌を切って安全にオリられるというのは大きなメリットです。ツモのめぐり合わせによっては稀に先制を取れてしまう事もあるので、そんな万一に備えて安全に進めるのがいいでしょう。

また、高打点になりやすいというのも混一色と七対子の良いところ。混一色は鳴いても2ハンありますし、役牌との相性が良く、「役役混一色」や「役混一色ドラ」などで満貫を作ることができます。七対子はドラとの相性が良く、「七対子ドラドラ」や「リーチツモ七対子ドラドラ」の跳満まで狙える事もあります。

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バラバラの配牌。字牌を抱えて混一色、七対子を目指す。
打点があるので、ツモ次第では染めずに役牌ドラドラも考えておく。
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混一色3向聴、七対子2向聴。速度はないが手が進めば倍満クラスの勝負手になる。
この後対面が和了ったが、もし他家からリーチが入れば南發を切ってオリる。

まとめ

・門前で先制テンパイできそうならリーチ進行
・鳴いて先制テンパイできそうなら鳴き進行
・先制テンパイできそうになければ配牌オリ(混一色と七対子)

さいごに

いかがでしたでしょうか。内容はどれも入門書などに書いてある事かもしれませんが、意外と手なりで進めようとすると、巡目意識が疎かになりやすいので注意が必要です。「この手は本当に9巡目前後にテンパイできるのか」というのを意識して、リーチ進行、鳴き進行、配牌オリを使い分けましょう。金の間攻略のために少しでも参考になることがあれば嬉しく思います。

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