ハラスメント事案に関する第三者調査委員会からの調査報告を受けて

 熊本大学(以下「本学」という。)は、令和6年4月2日に請負業者から提起されたハラスメント事案に関し、事案の事実確認のための調査及びハラスメントの該当性の判断等についての公正を期すため、「国立大学法人熊本大学へのハラスメント申立てに係る第三者調査委員会」(以下「第三者調査委員会」という。)を設置しました。

 令和7年3月27日付けで第三者調査委員会から調査報告書が提出され、本学職員による請負業者へのハラスメント行為があったと判断されました。また、本学に対して、契約に係る担当部署間の連携や、組織体制のあり方について指摘があり、ハラスメント再発防止のための研修等の提言がなされました。

 本学においてハラスメントが起こったことは、誠に遺憾であり、被害を受けた方に心よりお詫び申し上げます。

 ハラスメントは、人間の尊厳を否定し、働く権利等さまざまな人権を侵害するものであり、決して許されるものではありません。

 本事案につきましては、第三者調査委員会のご指摘のとおり、組織全体の問題であると真摯に受け止めております。調査報告書を厳粛に受け止め、本学の教職員のみならず、本学に関わる皆様との信頼関係構築のために、担当部署間の連携や組織体制のあり方について、相互理解を図り、組織における円滑なコミュニケーションがとれる職場環境の構築を目指し、大学全体で信頼回復に努めて参ります。

                                                                                               

【本学におけるハラスメント防止対策】

 (1)ハラスメント防止研修の実施

  ・カスタマーハラスメント防止研修

  ・アカデミック・ハラスメントの防止研修

 (2)ハラスメントに関するホームページの再構築

  学長メッセージ(「ハラスメント防止宣言」)、相談窓口、外部相談窓口等を掲載

 

【再発防止の取り組みについて】

 本学関係者の皆様の信頼回復に努め、地域と世界に開かれ、共創を通じて社会に貢献できるよう、再発防止に向けた取り組みを一層強化して参ります。

 (1)ハラスメント再発防止策及び改善策について

  ①管理職の研修等の実施

  ②関係部署の業者対応等にかかる研修等の実施

  ③緊急性を要する相談等を把握した場合の対応方法等の検討

 (2)ハラスメント認定に係る職員の対応について

  組織全体の問題として真摯に受け止め、本学規則に基づき適切に対応いたします。

お問い合わせ

総務部労務課

096-342-3187