長崎 活水女子大学 設立以来初めての男子学生が入学

今年度から看護学部で、男子学生の受け入れを始めた活水女子大学の入学式が長崎市で行われ、大学設立以来初めてとなる男子学生が入学しました。

2日午前、長崎市の東山手キャンパスで行われた活水女子大学の入学式には、新入生204人が集まり、看護学部に入学した4人の男子学生も参加しました。

活水女子大学の看護学部は、看護師や保健師を育成するため、平成21年に大村市の長崎医療センターの敷地に設けられ、これまでは女子学生だけを受け入れていました。

大学によりますと、男性の看護職への関心が高まり、男子学生の受け入れの要望が寄せられていたことなどから、地域医療に貢献するため、今年度から大学設立以来、初めてとなる男子学生の受け入れを決めたということです。

式のあと、入学した男子学生は「高校生のときにサッカーで足をケガした際、優しく接してくれた男性看護師の姿に憧れ、自分も看護師になりたいと思った。男子校出身なので、女子学生とコミュニケーションを取れる自信はないが、看護師は人と関わる仕事なので、自分から接するようにしたい」と話していました。

また、看護学部の山中真弓学部長は「昔は女性が男性を看護をするのが当たり前だったが、男性の患者の中には、同性の人に看護してほしいと望む人もいるので、男性の看護師を増やすことはとても重要だ。患者さんにいいケアをできる看護師になってほしい」と話していました。

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