先日に刑事告訴された暇空茜こと暇な空白氏について、漫画家の藤栄道彦氏が無関係の根拠としてブロックされていることをもちだし、その論法を批判されていた。
これが「I have been blocked by暇空論法」です。
暇空氏が告訴されたのを受けて舞い上がってる人たちがいるみたいだけど、私は氏とは何の関係もないぞ。
話したこともなければブロックもされてるし。
たとえば徹底的に対象を批判した過去を提示して、その批判が相手にとって痛撃だった傍証としてブロックされている事実をもちだすならば理解できる。
しかし「かるぴすぎつね@himanaanya」氏は先に暇な空白氏の言動に藤栄氏が加担していた過去を提示していた。
そうですか。
批判的に追及する意図でもないかぎり、ブロックされた状態でも言動を追っていたことは、むしろ特別な興味関心があることの証明だろう。
さらにいえば、気にいらない相手に批判的にであっても言及するなどの、ささいな理由でもブロックをおこなう人物からブロックされているという情報に特段の意味があるとも思えない。
しかし暇な空白氏にブロックされていることを釈明としてもちだす論法は、以前から複数の人物がおこなっている。
向こうからブロックされてるだけなら自分は何一つ暇空さんを否定してないし、ブロックされてもなお暇空さんに肯定的なら熱狂的信者でしかないですよね。I have blocked Himasora論法ならまだしも。
きちんと考えると理屈として成立しなくても、ブロックされた状態になっていることは多いので、釈明の材料がない時についついもちだしてしまう人も多いのかもしれない。
私が思い出したのが京都女子大教授の倫理学者である江口氏だ。2023年4月、知るかぎりで初めて「I have been blocked by暇空論法」を使用した著名人だ。
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京都女子大教授の江口聡氏が、暇空茜こと暇な空白氏にブロックされているという、自分自身でどうでもいいというツイートをしていた。
ささいな理由で賛同者もブロックするような人物からブロックされていないなら情報として意味があるとは思うが、「おそらく一部は曲解」と評した江口氏ならブロックされても不思議はないだろう。
なお、起訴発表後の4月1日の質問箱への回答において、ようやく過去の見解が誤っていたことは認められたらしい。
2022年9月に投稿サイト「note」に「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月1人6万5千円ずつ徴収している」と記して名誉を毀損したなどとされ在宅起訴された暇空茜氏を、江口さんは2023年6月10に「あんまり道徳的な人とは言えないと思うけど、合法という一線は守ろうとしている人だと思う。」とポストで評していましたが、現在の見解はいかがでしょう？|新たな発想を生み出す質問箱 Querie.me
質問者さん
2022年9月に投稿サイト「note」に「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月1人6万5千円ずつ徴収している」と記して名誉を毀損したなどとされ在宅起訴された暇空茜氏を、江口さんは2023年6月10に「あんまり道徳的な人とは言えないと思うけど、合法という一線は守ろうとしている人だと思う。」とポストで評していましたが、現在の見解はいかがでしょう？
江口Xさん
なんとも言えんですね。タコ部屋では負けてるし、そこはたいした証拠もなかったみたいだもんね。それは不法行為になっちゃってもしょうがないんじゃないかなあ。刑事となるとどうなるんだろう。フォロワー数とか影響力とかが起訴の判断にどれくらい影響するのかとか、興味深い。詳しい話わからないけど、名誉毀損じゃなくて侮辱とかって話なのも気になる。
もちろん2023年6月で「合法という一線は守ろうとしている」と評価していたのは遅すぎると思わざるをえない。
それに名誉棄損と侮辱でそれぞれ起訴されていると報道されているのに、「名誉毀損じゃなくて侮辱とかって話」を気にしていることも不思議だ。
https://www.asahi.com/articles/AST3034XVT30UTIL014M.html
男性は2022年9月、投稿サイト「note」に「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月1人6万5千円ずつ徴収している」と記して名誉を毀損したとされる。
また、東京地検は、NPO法人「フローレンス」会長の男性を「note」で侮辱したとして、「暇空茜」を名乗る男性を侮辱罪でも在宅起訴した。3月26日付。
暇な空白氏はささいな表現で起訴されたと主張して、その根拠としてフローレンス会長への侮辱を重視しているらしい*1。そうした動きがつたわって信じたのだとすると、江口氏は今なお暇な空白氏の設定した枠組みで状況を認識しているのかもしれない。
*1:
