石川啄木記念館・盛岡市玉山歴史民俗資料館 来月オープンへ

改修工事が終わりおよそ2年ぶりに来月リニューアルオープンする盛岡市の「石川啄木記念館・盛岡市玉山歴史民俗資料館」が27日、報道関係者などを対象にした内覧会を開きました。

近代日本を代表する歌人である石川啄木の故郷、渋民に、1970年に開館した「石川啄木記念館」は別の場所にあった盛岡市玉山歴史民俗資料館との複合施設としてオープンするためおととし5月に休館し、増築工事を行ってきました。

このほど工事が終わり、来月13日にリニューアルオープンすることから27日、報道関係者などを対象にした内覧会が開かれました。

石川啄木記念館に新たに設置されたスクリーンでは、啄木の人生などを手書き風のアニメーションで楽しむことができます。

また、啄木が生きた26年間と没後の啄木に関わる出来事が壁いっぱいに年表として展示されています。

さらに玉山歴史民俗資料館では、スッパと呼ばれる仕事着や履物など、玉山地区の暮らしと自然がわかる展示が行われています。

石川啄木記念館の藤原安生館長は「啄木の命日、4月13日にオープンできることに縁を感じる。啄木の言葉に出会い、啄木の魅力に気づいてもらえる展示となっているのでぜひ足を運んでほしい」と話していました。

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