日本テレビ社長、『月曜から夜ふかし』ねつ造問題を謝罪 街頭インタビューは当分中止「番組制作のプロセスを徹底的に見直す」
2025年3月31日 17時07分
日本テレビの定例社長会見が31日、東京・汐留の同局で行われ、24日に放送されたバラエティー番組「月曜から夜ふかし」(月曜午後10時)で、街頭インタビューに登場した中国人女性のエピソードを意図的に編集し、全く異なる内容にねつ造したことについて福田博之社長が謝罪した。
会見冒頭で福田社長は「私の方からお伝えしたいことがございます」とこの問題について自ら切り出し、「担当ディレクターが『とにかく面白いものにしたい』という思いで意図的に編集した。このようなことは演出の範囲を超えており、あってはならないこと。女性の方ご本人ならびに視聴者の皆さまに心からおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
その上で「番組制作のプロセスを徹底的に見直し、新たな施策とともに再発防止に務める」と表明。問題発覚後、ただちに番組制作過程において街頭インタビューを中止したといい、ルールを改めて徹底してから再開するという。
24日の放送では、女性がインタビューで語った内容を番組側が意図的に編集し、「中国ではカラスを食べる」という印象を与える内容になっていたが、女性はそのような趣旨の発言を全くしていなかった。
福田社長によると、制作を手掛けるフリーのディレクター男性の独断で編集されていた。プロデューサーらもオンエア前に内容をチェックしていたが「不適切な編集をしたVTRに仕上げたことまでは分からなかった」といい、今後は編集過程の確認を強化させる考えを示した。
放送翌日に番組サイドが女性に直接謝罪。当該ディレクターが今後番組に関わることは一切なく、処分については「まだその段階ではない」とし、まずは再発防止策の構築を優先させるという
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