表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

世界でいちばん

作者: ましこ

詩です。


世界でいちばんのお話。

世界でいちばん綺麗なもの

それはあなた


笑う顔が好き

仕草が好き


本当は余裕なんてないくせに、

人に気遣おうとする姿勢が好き


わたしは

あなたが好き




世界でいちばんよ






誤魔化そうと背伸びしているところや


ほんとうを言われて受け止めきれない不器用さ


それでも

自分なりに頑張ろうとする




あなたが好き






世界でいちばん綺麗な音


あなたの笑い声


喉を締めるような歌い方


目線を逸らした時に


「そうですか」


という声


あなたの発する一つ一つの言葉が

世界でいちばん美しく感じる




でもね


あなたの顔を歪ませる世界が嫌いで


きれいな顔を困らせる


この矛盾に塗れた世界が


どうしても


どうしても


許すことができないの




世界でいちばん嫌いなもの



あなたにナイフを持たせてしまった全て


狂気を覚えさせてしまった過去


わたしがいくら拭おうとも


払拭できない


残酷な世界




子供みたいって思うでしょう?



でもね、それもわたしなの



つま先立ちで生きている


大人のフリをして


仮面を被って


精一杯に


誰かさんと誰かサンを傷つけながら


今日も生きている



世界でいちばん


わたしもあなたも


この世界の手のひらで




てい








コロコロと




ザラザラと






時には傷つけ合いながら


長いまつげを揺らしあって





あの日見た月って


わたしだけかな


自分のアルバムにひっそりとある


素敵な記憶


セピア色になるまで愛してあげる




足の指はもうボロボロで


涙で泣き腫らした顔は最悪で


叫び声を上げて


喉を壊した




ここにあなたはもういない


わたしの瞳にも映らない




世界でいちばん


世界でいちばん綺麗なあなた



もう手の届かないあなた



今日も明日も明後日も



わたしはあなたを探してる



まだ溶けきれずに


わたしの心の日陰の中に


あなたが住んでいる




ポッツリと


シュンと




__キミがいない孤独な夜を


__キミがいない肌寒い朝を



わたしは今日も

何かを求めるように


探してるんだ



世界でいちばん


世界でいちばん




あなたが作った寂しい夜を__独りで歩むわたしより



心から


できうる限りの愛を込めて


持ちうる限りの感謝を込めて




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] アンダースコア4つ分くらいのやつすこ__ いちばんがひらがな なのもいい味出してる 矛盾で濡らしたはポイント高い [一言] いにしえのぶんか
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。