世界でいちばん
詩です。
世界でいちばんのお話。
世界でいちばん綺麗なもの
それはあなた
笑う顔が好き
仕草が好き
本当は余裕なんてないくせに、
人に気遣おうとする姿勢が好き
わたしは
あなたが好き
世界でいちばんよ
誤魔化そうと背伸びしているところや
ほんとうを言われて受け止めきれない不器用さ
それでも
自分なりに頑張ろうとする
あなたが好き
世界でいちばん綺麗な音
あなたの笑い声
喉を締めるような歌い方
目線を逸らした時に
「そうですか」
という声
あなたの発する一つ一つの言葉が
世界でいちばん美しく感じる
でもね
あなたの顔を歪ませる世界が嫌いで
きれいな顔を困らせる
この矛盾に塗れた世界が
どうしても
どうしても
許すことができないの
世界でいちばん嫌いなもの
あなたにナイフを持たせてしまった全て
狂気を覚えさせてしまった過去
わたしがいくら拭おうとも
払拭できない
残酷な世界
子供みたいって思うでしょう?
でもね、それもわたしなの
つま先立ちで生きている
大人のフリをして
仮面を被って
精一杯に
誰かさんと誰かサンを傷つけながら
今日も生きている
世界でいちばん
わたしもあなたも
この世界の手のひらで
生
き
てい
る
コロコロと
ザラザラと
時には傷つけ合いながら
長いまつげを揺らしあって
あの日見た月って
わたしだけかな
自分のアルバムにひっそりとある
素敵な記憶
セピア色になるまで愛してあげる
足の指はもうボロボロで
涙で泣き腫らした顔は最悪で
叫び声を上げて
喉を壊した
ここにあなたはもういない
わたしの瞳にも映らない
世界でいちばん
世界でいちばん綺麗なあなた
もう手の届かないあなた
今日も明日も明後日も
わたしはあなたを探してる
まだ溶けきれずに
わたしの心の日陰の中に
あなたが住んでいる
ポッツリと
シュンと
__キミがいない孤独な夜を
__キミがいない肌寒い朝を
わたしは今日も
何かを求めるように
探してるんだ
世界でいちばん
世界でいちばん
あなたが作った寂しい夜を__独りで歩むわたしより
心から
できうる限りの愛を込めて
持ちうる限りの感謝を込めて