「不法移民、世界の不安定化の主要因」 英国で会合 40カ国超参加

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ロンドン=藤原学思
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 不法な入国を防ぐ措置を多国間で話し合う閣僚級会合が3月31日、ロンドンで開かれた。英国のスターマー首相は「不法移民は世界の不安定化の主な要因だ」と強調。密航を助ける業者らの取り締まりを強化する必要がある、と訴えた。

 開催地の英国では、小型ボートで英仏海峡を渡ってくる不法移民への対応が大きな課題となっている。昨年は約3万7千人、今年もこれまでに6600人以上が小型ボートで不法に入国した。

 スターマー氏は40カ国以上の代表が参加した会合の冒頭、「問題に目をつぶり、(不法入国者に)誤った希望を与え続けることは、進歩的とも同情的とも言えない」と強調。「テロ対策と同様に、あらゆる権限を行使しなければならない」と訴え、「組織的移民犯罪」の対処に取り組む決意を語った。

 ドイツのフェーザー内相も…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    鈴木江理子
    (国士舘大学教授=移民政策)
    2025年4月1日13時59分 投稿
    【視点】

    先進諸国では「移民問題」が政治的争点の1つになっており、非正規(不法)移民への対応が厳格化している。一方で、貧富の格差や居住国における政治的社会的混乱が一向に解消されないなか、非正規な手段に頼ってでも国境を越え、より安定的な生活を手に入れた

    …続きを読む