美容クリニックで顔の脂肪吸引の施術を受けた患者が、施術の翌日に窒息死した事案をめぐり、業務上過失致死の疑いで書類送検されていた男性について、大阪地方検察庁は不起訴処分としました。
東京都渋谷区の30代の男性医師は、2023年4月に大阪市北区の美容クリニックで、男性患者(当時48)に顔の脂肪吸引の施術をしましたが、適切な術後管理を怠り、結果的に男性を死亡させたとして、業務上過失致死の疑いで書類送検されていました。男性医師は容疑を否認していました。
当時の大阪府警の捜査によると、患者は施術後、腫れた顔や変色した首が写った写真を男性医師に送信。「呼吸が苦しい」「痰を出しきれない」などと伝えていましたが、男性医師は「気道を確保していれば大丈夫」などと返し、医療機関の受診はすすめたものの、救急要請までは指示しませんでした。
大阪地検はこの男性医師について、3月26日付けで不起訴処分としました。理由については「証拠関係に照らした」としています。