フジテレビ顧問弁護士 中居問題の調査委に疑問「報告書に疑いを持たれてしまう」 批判多い、今からでも日弁連形式が「フジのため」
元フジテレビアナウンサーの菊間千乃弁護士が１８日のＴＢＳ「情報７ｄａｙｓニュースキャスター」に出演。番組では中居正広と女性のトラブルを巡り、フジテレビが会見を開いたことを特集した。 菊間氏は、フジテレビの顧問弁護士であることを明かし「今回の件は、私は全くご相談は受けていない」と立場を説明した。 番組では、フジが立ち上げるとしている「第３者の弁護士が中心の調査委員会」が、日弁連のガイドラインにある「第３者委員会」とは性格が違うと説明された。 フジの調査委員会のほうがスピード感を持って対応できるのではとの見方も紹介されたが、菊間弁護士は「ここが私も分からないんですけど」として「第３者委員会は、不祥事が起きた時に企業の社会的信頼や持続可能性を回復するのが目的」と説明。 そのうえで疑念を向けられているフジテレビが「全て明らかにしましょうと委員会を作るのであれば、日弁連のガイドラインに基づいた委員会を作ったほうが良いと思う。そうでないと、報告書を出したときに、何らかの内部の意見が反映されて事実と違うことが出されるんじゃないかという疑いを持たれてしまうこと自体がもったいない。どうせやるなら、きっちりガイドラインに乗っ取ったほうがいいかなと思います」と述べた。 ガイドラインとは別の調査委員会となる見込みであることに「気になりました」とし、「今からでも、そこはおかしいとおっしゃる方も多いので、きっちりやったほうがフジテレビのためにいいんじゃないかなと思う」と語った。
