はり・きゅう、マッサージ施術費の助成を巡り、唐津市は31日、不正請求があったとして、古賀鍼灸院(和多田先石)の施術所指定を取り消し、事業の対象外にした。市は不正受給額2万1600円の返還を求める。
市高齢者支援課によると、所得額145万円未満の20歳以上の市民が対象で、2千円以上の施術に対して1回900円を補助する。返還を求めるのは昨年4月と同8~11月の施術24回分で、受診券の名義人とは別の人に施術をしていた。
不正に関する情報提供が市に寄せられ、2月の聞き取り調査などで発覚した。山本護課長は「市民の健康増進を目的とする事業で不適切な制度運用が行われたことは遺憾」と述べ、他の指定事業所にも注意喚起して再発防止を図る。(松岡蒼大)




