不法移民送還「深刻な危機」 ローマ教皇、トランプ政権を批判
【バチカン市、ワシントンAFP時事】フランシスコ・ローマ教皇は11日、トランプ米大統領が進めている不法移民の強制送還を「深刻な危機」と批判した。米国のカトリック司教らに送付した公開書簡で表明した。
教皇は「国家には、その国や前にいた所で暴力や重大な罪を犯した人々から地域の安全を守る権利がある」と認める一方で、「極度の貧困や劣悪な治安、迫害などによって祖国を離れた人々を送還する行為は、尊厳を傷つける」と訴えた。
教皇はかねて、移民の大量送還は「災い」となると警鐘を鳴らしていた。書簡では、教徒らに向けて「移民や難民の兄弟姉妹を差別し、不必要な苦しみを引き起こす物語に耳を貸さないように」と呼び掛けた。
トランプ政権の国境・移民送還担当責任者のトム・ホーマン氏は、ワシントンで記者団の取材に応じ「教皇はカトリックのことに専念し、国境警備のことはわれわれに任せてほしい」と反発した。



























