新潟 柏崎刈羽原発の電源室で電源盤焼ける 外部への影響なし

1日午前、柏崎刈羽原子力発電所の電源室で電源盤が焼ける火災がありました。
東京電力によりますと、火は消し止められ、外部への影響はないということで消防などが詳しい状況を調べています。

東京電力によりますと、1日午前10時45分ごろ、柏崎刈羽原発で、2号機の原子炉建屋から東に500メートルほど離れた電源室にある電源盤から炎と煙が出ているのを社員が見つけ消防に通報しました。

東京電力が消火活動を行いおよそ30分後に消防が現場で鎮火を確認したということです。

東京電力によりますと、この電源室は放射線を管理する区域の外にあり、けが人はなく、外部への影響もないということです。

当時、柏崎刈羽原発では3号機の屋外に設置された変圧器の防災装置の定例試験が行われていて、弁が動かなかったため社員が電源盤を確認したところ、炎と煙が出ていたということです。

焼けたのは電源盤の中にある制御用の補助変圧器や配線だということで消防や東京電力が詳しい状況を調べています。

柏崎刈羽原発では2012年以降、福島第一原発事故の影響で7基すべてで運転を停止していますが、先月10日にも6号機の原子炉建屋にある非常用ディーゼル発電機の制御盤室で制御盤の機器が焼け、一時、煙が出ました。

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