なかよし 1961年(昭和36年)4月号 掲載されている漫画の多くがまだ男性漫画家の手によるものであった少女漫画雑誌黎明期の一冊。本誌掲載の漫画14作品中11作品が男性漫画家の作品である。昭和三十年代前半『なかよし』の看板漫画であった「ペスよおをふれ」に続く「ママ一ばん星よ」の連載を終えた山田えいじが「チコとイサム」の連載を開始。手塚治虫のアシスタントを務め、虫プロ創設時にはアニメーターとしても活躍した村野守美が「星の子ロリー」の連載を開始。
7大ふろくつきなかよし5月号
①小イヌのアクセサリーわんわんセット ②インデアンバック ③人名事典つきあたらしい国語辞典 ④別冊 エンゼルの丘 ⑤別冊 小リスちゃん ⑥別冊 チコとイサム ⑦あなたとわたしの花うらない
バラ色の少女 読切 わたなべまさこ 4色1+2色9+8頁
すべてにめぐまれた、”バラ色の少女”のむねの中に、だれにもいえないひみつがあるのでした・・・そのひみつとは?四月・・・野バラのつぼみが、ボーッとピンクになってほころびはじめ、ちょうちょのあかちゃんがうまれてくるのも四月・・・みどりの草のめが、春風にくびをゆするのも四月・・・あのコバルト色のお空に、あまい花々のかおりがとけて、白い小さなまどべにゆれています。純子は、きょうもふと、その窓を見あげました。
ミーちゃんふたり よこたとくお 2色4+4頁
大ひょうばんの「ミーちゃんふたり」さあ、よみましょう。あわてないで、ゆっくりね。
エンゼルの丘 手塚治虫 2色4+4+別冊
日本じゅうの少女がむちゅうでよんでる「エンゼルの丘」!こん月のルーナちゃんとあけみちゃんは・・・。
これまでのお話・・・ルーナ姫とうり二つのあけみちゃんは、おにいさんとエンゼル島にさらわれて、ピョーマにいじめられていました。でも、やっと島をぬけだして、日本へかえってこられたのです。ところが、ピョーマはひと足さきに日本へきていて、あけみをルーナ姫とまちがえたころしやが、いのちをとろうとねらいました。あぶない!
小リスちゃん 中島利行 2色4+4+別冊
さあ、たいへん!おうちがかじになってしまいました。おかあさんは、たすかるかしら?
あたらしくよまれる方へ・・・小リスちゃんとよばれるげんきな少女・上原ミワとおかあさんは、わかいめのおいしゃさんの千葉さんにつれられて東京へきました。というのは・・・千葉さんがしたしゅじゅつがしっぱいして、ミワのおとうさんをなくしてしまったからなのです。みんながやさしくしてくれるなかでも千葉さんのおねえさんは、まい日ミワちゃんにつきっきり。ミワちゃんをスケートのせんしゅにしようとはりきっているのです。ミワも、そのためにバレーをならったりしてれんしゅうにはげんでいます。そんなわけでめのふじゆうなおかあさんとゆっくりすごすこともできません。だからおかあさんは、おへやでいつもひとりぼっち。きがねをして、あれこれおてつだいをしますが、しっぱいばかりしています。そしてとうとう三月号ではライターをつけたままで、カーテンのよこにおとしてしまいました。
かのこちゃん まんが:山根赤鬼原作:鈴木みちを 2色4+4頁
かのこちゃんの花まつり。さあ、どんなしっぱいが、とびだすかしら?
チコとイサム 新連載 山田えいじ 4色1+2色4+18頁
あたらしくはじまった「チコとイサム」は第一かいから、とてもおもしろいのよ。ぜひ、つづけて読んでね。
バラ色の少女 江原 伸 4頁
ある日とつぜんあらわれた少女・・・名もない少女・・・。どなたかこの子にすてきななまえをつけてくれませんか。
石の花 水野英子 15頁
ひとりになったルリちゃんは、これからどうなるのかしら?すぐみてね!
これまで・・・おねえさんとふたりでバレーの研究所をひらいていたルリちゃんは、おねえさんが、きょうそうあいての萩原静江の自動車じこのためになくなり、ひとりになってしまいました。こまってしまったルリちゃんは、萩原静江から二十万円をかりたのです。
となりのマコちゃん 前川かずお 7頁
きょうはマコちゃんが、とてもいいことをして、ほめられたんですよ。それはね・・・。
花のお城のサクラ姫 林 栄子 15頁
こんにちは、みなさん。わたしがお姫さまだからって、えんりょしないでなかよくしてね。
春はポカポカお花にちょうちょ 小鳥もピーチクうたいます 春のかすみにつつまれた 平和な花のお城にも 風にチラホラまうサクラ さてさてお城にすむ人を じいやがしょうかいいたしましょ
ドレミハララちゃん 伊東あきお 3頁
ようい、どん!そら、げんきで、ゆかいなララちゃんを、あなたも、さっそく、よんでね!
OK!ユミちゃん 古城武司 15頁
歌の大すきなユミちゃんがかつやくするまんが「OK!ユミちゃん」のはじまりはじまり・・・。
あらマアちゃん 赤塚不二夫 3頁
春になると、ネコはネズミをとることをわすれちゃうけど、マアちゃんはもっとすごいわすれものよ
星の子ロリー 新連載 村野守美 12頁
あたらしくはじまった「星の子ロリー」みなさん、ロリーちゃんをかわいがってね。さびしがってるのよ。きっとよね!
このブログは日本の漫画文化の礎を築いた、主に昭和三十年代を舞台に活躍した漫画家とその作品が、時の経過に埋もれることなく今の時代に語られることを願って、昭和三十年代の漫画雑誌と作品を紹介してます。ご意見、ご指摘がありましたら、メッセージまたはコメントをお寄せください。よろしくお願いします。
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「チコとイサム」のイサムは黒人との混血児で姉のチコも同じだとしたら、映画の「キクとイサム」の設定を借りた可能性は高いですね。
最終回も本誌掲載で他は本誌と別冊だったようです。別冊は一冊をのぞき、また最終回号も所持しています。一通り読んでまた記事にしてみようと思います。
代表作「おれとカネやん」の古城武司氏は少女誌を足掛かりにして少年誌に発表の場を移した漫画家の一人。所持している『なかよし』で数作読みました。少女の描画が可愛いです。
「星の子ロリー」「石の花」「OK!ユミちゃん」「チコとイサム」や「エンゼルの丘」などが一気に最終回となった『なかよし』1961年(昭和36年)12月号も紹介してます。
コメント返信が遅くなりがちで失礼してます。
MANGA bookshelf
2020-10-16 18:43:21
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