タイ首相「自身には中国人の血が流れている」、観光客へアピール

タイ首相「人権尊重」強調、ウイグル人の中国送還疑惑巡り
 2月27日、タイのペートンタン首相は、タイ国内で10年以上にわたって拘束されていた48人のウイグル人が密かに中国に送還されたとされる問題を巡って、国際基準と人権原則に従わなければならないと強調した。バンコクで2024年11月撮影(2025年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[北京 7日 ロイター] - タイのペートンタン首相は同国の治安に対する懸念を和らげて中国人観光客を呼び込むため、「自身には中国人の血が流れている」と述べた上で「中国の人々にとってタイが非常に安全であることを私が保証する」とアピールした。
タイで先月拉致された中国人俳優がミャンマーの詐欺拠点から救出されて以来、タイを訪れる外国人観光客の中で圧倒的に多い中国人の間ではタイの治安が話題となっている。
ペートンタン氏は6日、北京で中国政府系の英字紙チャイナ・デーリーに「タイの人々は中国に来るといつも故郷のように感じているので、中国の人々にもタイに来て故郷のように感じてほしい」と語った。 もっと見る
同氏はタクシン・チナワット元首相の娘で、中国南部の広東省が一族のルーツだ。

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