ロケ先から撮影を断られる
「フジテレビにCM出稿を続けている理由を教えてください」
そう記載した取材依頼書を美容外科大手「高須クリニック」に送付すると、2時間後に高須克弥統括院長(80歳)本人から記者の携帯に電話がかかってきた。企業取材によくある広報との日程調整は一切なし。オーナー企業らしいスピード感である。
高須氏はこう吠えた。
「フジからCMを降ろしたのは、みんな非オーナー企業でしょう。うちは他の企業のように社内で話し合うことはしない。全部、僕の好き嫌いで決めている。
はっきり言って、僕は今回のフジテレビの騒動には、まったく!まったく!関心がないの。僕はただ、フジの『坂上どうぶつ王国』(金曜夜7時〜)が好きだからスポンサーになっている。テレビ局を応援しているのではなく、好きな番組を応援しているわけ。
そのスタンスは昔から変わっていない。松ちゃん(松本人志)のことを気に入っていたから彼の番組のスポンサーをやっていたしね」
フジにCM出稿を続けていることに関しては、SNSを中心に批判も起きている。が、高須氏は一切意に介していない。
「みんなが喜んでいる番組にお金出してあげているのに、なんで僕が叩かれる必要があるの?視聴者のお金じゃなくて僕のお金なんだから、ネット民にとやかく言われる筋合いはないでしょう。僕からしたら、ボランティアみたいなもの。スポンサーから降りた人たちのことは、セコいなって思っているよ」