保育園児の水筒に尿入れた疑い 男性不起訴

 今月4日、草加市の保育園で男の子の水筒に尿を入れ使えなくしたとして、逮捕された当時役員の24歳の男性について、さいたま地検越谷支部は19日付けで不起訴処分としました。

 男性は今月4日、当時役員を務めていた保育園で、男の子の水筒に尿を入れたとして器物損壊の疑いで逮捕されました。

 さいたま地検越谷支部は、不起訴の理由を明らかにしていません。

一時的に強まる 県内各地で雪

 上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、県内は19日午前中に広い範囲で雪が降りました。

 19日は低気圧が運ぶ冷たい空気によって県内でも広い範囲で午前中に雪が降り、一時的に強まりました。

 熊谷地方気象台によりますと午前11時現在の24時間降雪量は秩父で6センチ、さいたまで2センチを観測しました。

 前線を伴う低気圧は発達しながら関東の東を東北東へ進んでいて大雪のおそれはなくなりました。

 ただ、平地でも雪が積もっているところがあることから、熊谷地方気象台は引き続き交通障害や路面の凍結に留意するよう呼びかけています。

自民党川口支部 次期市長選 推薦候補者に立石県議

 来年2月に任期満了を迎える川口市長選挙で、自民党川口支部は18日夜、市長選推薦候補者選考委員会を開き、次の市長選の推薦候補者に県議の立石泰広氏(63)を選出しました。

 自民党川口支部は、2月1日から14日まで推薦候補者の公募を行いました。

 応募したのは県議会議員の立石泰広氏(63)、同じく県議会議員の永瀬秀樹氏(65)、川口市議会議員の杉本佳代氏(60)の3人です。

 自民党川口支部は、18日夜、市長選推薦候補者選考委員会を開き、得票が最も多かった立石氏を推薦候補者に選びました。

 立石氏は、川口市出身の63歳、玉川大学を卒業後、1991年から川口市議を6期務め、2014年に、県議会議員に初当選し、これまでに議長も務め、現在4期目です。

 川口市長選挙をめぐっては、現在3期目の奥ノ木信夫市長が次の市長選挙に出馬しない意向を示しています。

連続ひったくり事件に関与か 男2人を逮捕

 2月24日、さいたま市岩槻区で起きたひったくり事件に関わったとして、警察は19日新たに男2人を逮捕しました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは春日部市南中曽根の自称・解体工、豊原大喜容疑者(30)と春日部市南中曽根の無職、榎本隼容疑者(20)の2人です。

 2人は2月24日、さいたま市岩槻区の路上で、原付バイクに2人乗りをして追い抜きざまに40代の女性が乗っていた自転車の前カゴから食料品が入った紙袋をひったくった疑いが持たれています。

 警察は、付近の防犯カメラの捜査などから2人を特定しました。警察は、捜査に支障があるとして2人の認否について明らかにしていません。

 警察によりますと、2人は原付バイクを乗用車に積んで現場付近まで運び、犯行に及んでいたということです。

 事件をめぐっては3月10日に16歳の少年が逮捕されています。

 2月24日から26日にかけてバイクによるひったくり事件は、越谷市や久喜市などでも起きていて、警察は、3人が関わったとみて捜査しています。

県議会予特委 予算編方針で議論

 2月定例県議会は、新年度予算案を審議する予算特別委員会で、大野知事が答弁する「総括質疑」が行われ、予算編成方針などについて議論が交わされました。

 自民党の白土幸仁委員は、新年度の予算編成方針を含め毎年、厳しい財政状況と示していることについて、「一体、何がどう厳しいのか」と質しました。

 これに対して大野知事は、「社会保障関係経費が増加する一方で、国は地方の一般財源総額を前年度と同じ水準に据え置く方針を維持していることなどから、予算編成時の収支不足額が拡大傾向にあり、厳しい財政が継続している」と答えました。

 一方で白土委員はインフラの更新や県庁の建て替えなど、県が発展するための財政出動に対する考えを問いました。

 大野知事は、地方交付税措置のある県債を活用することが必要としたうえで、「県の将来の発展につながるもの、県民の安心・安全に役立つものはしっかり投資をしたい」と述べました。

 予算特別委員会は、3月24日に新年度予算案の採決を行う予定です。

川口市 ごみ処理施設火災 国に財政支援を要望

 ことし1月に発生した川口市のごみ処理施設「朝日環境センター」の火災で、施設の復旧費用などが市の大きな財政負担になっているとして19日奥ノ木信夫市長と、新藤義孝衆議院議員が、国に財政支援を要望しました。

 19日午後4時すぎ、2人は総務省を訪れ、村上誠一郎総務大臣に、要望書を手渡しました。

 川口市は、火災の影響で現在も、「朝日環境センター」でのごみの受け入れを停止していて、ごみ処理を、県内や都内の処理施設などに協力を依頼し対応しています。

 また、市は今年度末までのごみ処理の委託費や、ごみクレーンの修繕費は、あわせて14億円以上を見込んでいます。

 要望書では、ごみ処理の委託や施設の復旧にかかる費用は市の財政に大きな負担になるとして国に財政支援を求めています。

選挙権持つ18歳を前に 高校生が模擬選挙

 志木市の高校で、選挙権を持つ18歳になるのを前に、生徒が模擬選挙を通じて選挙の仕組みや重要性を学びました。

 模擬選挙が開かれたのは県立志木高校で、2年生が参加しました。

 講師は市の選挙管理委員会の職員が務めました。

 職員は若い世代の投票率の低さを指摘した上で、自分の意思を政治や社会に反映させることの大切さを伝えました。

 このあと、校長を選ぶ「志木高校校長選挙」と題して、生徒は模擬投票を体験しました。

 立候補者は、織田信長や渋沢栄一など歴史上の人物6人です。

 生徒は、用意された本物の記載台や投票箱を使って、支持する人の名前を投票用紙に書いて1票を投じていました。

 投票の結果、成績優秀者に5000円を贈呈するといった公約を掲げた津田梅子が当選したということです。