第5回短大の役割 終わったとみなすのか 募集停止が急増、国が制度見直し

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増谷文生
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 保育士や幼稚園教諭、管理栄養士――。地方で活躍する人材の養成には、短期大学が大きな役割を果たしてきた。だが、1990年代をピークに学校数も学生数も減少が続く。特に今後3年で学生募集を停止する短大は44校と急増し、全体の16%にもなる。国の厳しい「ペナルティー」が、多くの短大に撤退を促している。

 「少子化に加えて、国の修学支援新制度の対象外となったことが大きかった」。今春の入学者限りで学生募集の停止を決めた、ある地方の私立短大の学長は悔しがった。

 開学から50年以上。卒業生は1万人を超す。保育士をはじめ、「地域産業を支える人材を輩出してきた」と話す。

 近年は、学力テストを課さない総合型・学校推薦型選抜で大半の学生を集めてきた。しかし、9割台だった入学定員充足率が21年度から急速に低下。今春は、充足率6割程度だった昨春より大きく減り、5割を下回ることが確実になっている。

 家計が苦しくても、「2年間…

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この記事を書いた人
増谷文生
論説委員|教育担当
専門・関心分野
教育(主に大学)、運輸