お答えします。 > ❶PKK(クルディスタン労働者党)はトルコ政府や米国から国際テロ組織へ指定されている危険な国際武装組織であることを認識しているか そのように言われていることを認識しています。 同時に、トルコ政府の長期間に渡るクルド人に対する激しい弾圧も認識しています。国際社会から批判されています。 トルコに限りませんが、政府から弾圧を受けた少数民族が抵抗した際、政府は抵抗運動を「テロ」と認定し、少数民族を「テロリスト」であるとして弾圧を正当化します。 PKKの抵抗運動は民間人にも被害がでているため一般論として称賛はできません。 しかしながらPKKの抵抗運動のみを批判して、トルコ政府の圧制について語らないのは公正な態度とはいえません。ぜひ、トルコ政府がクルド人に対して何をしてきたかについても、関心を持っていただきたいです。 > ❷埼玉県にて開催されたネウロズでの福島先生の投稿の記念写真に、PKKの旗とその紹介が鮮明に写っています。祭りに対するPKKの影響、宣伝性を証明できるものですが、そのような催しに参加したことに対して弁明はありますか。 問題ないと認識しています。 大前提として、PKKは日本に暮らす日本人にとって全く無害な存在です。PKKはトルコ政府に対する民族解放組織だからです。日本人はターゲットではありません。 つぎに、先日行われたネウロズはPKKの集いではありません。ネウロズはPKKができるはるか昔から続くクルド人が新春を祝う祭りです。 弾圧されたクルド人を解放し自主独立を目指そうとするPKKにシンパシーを抱くクルド人は当然いるでしょう。だからといって批判するのは思想・信条の自由に反します。 民族解放運動は時にテロを起こしクーデターにつながる場合があります。成功すれば英雄視され、失敗すればテロリスト扱いです。 たとえばフランス国歌の歌詞はかなり暴力的です。血を流し自由を勝ち取ったフランス国民のアイデンティティです。 日本人が批判できるでしょうか。 いずれにせよ、新春を祝うお祭りは「ハッピー」であり、政治的・差別的な理由で邪魔する行為は厳に慎まなければいけません。 私が見たネウロズは、ハッピーでピースフルでした。クルドの人たちはフレンドリーで親切でした。来年もぜひ参加したいです。