静岡県伊豆市では4月から市内の3つの中学校が統合され、新たに伊豆中学校が誕生します。
中伊豆中学校では3月22日に閉校式が開かれ、卒業生や在校生が学び舎との別れを惜しみました。
1963年に創立された中伊豆中学校。
62年間、地域の学び舎として送り出した卒業生は6212人にのぼります。
閉校の日。教室には歴代の卒業アルバムや文集などが並べられました。
卒業生(1969年卒):
すごい、懐かしい。校舎の外の景色を見ながら授業を受けていた。きれいな山や景色が見えるので、つまらない授業の時はこっちを向いていた。教室に入るとそんな思い出がよみがえる
卒業生(1987年卒)
この下の池にコイがいて、ここから給食のパンを投げてエサやりした。この棚はそのまま、まさしくそのまま
約400人が集まった閉校式。
卒業生のひとり、テレビ静岡の小倉彩瑛アナウンサーが司会を務め、参加者全員で最後の校歌を歌って豊かな自然に囲まれた学び舎に感謝の気持ちを伝えました。
在校生たちは4月から新たに創立される伊豆中学校の生徒として未来を築いていきます。
生徒(2年生):
閉校してしまうので少し寂しい気持ちもあるが、伊豆中学校が楽しみ
生徒(2年生):
寂しいが伊豆中学校が楽しみなので、ワクワクした気持ちが大きい
閉校式のあと校庭に集まった卒業生や在校生。
創立から62年、たくさんの思い出が刻まれた中伊豆中学校の歴史に幕が下ろされました。