今回は小学校で習う計算問題に挑戦してみましょう。
間違えずに、正しい答えを求めることができるでしょうか。
問題
次の計算をしなさい。
314+314−314
まずは自分で計算してみましょう。
解説
今回の計算問題の答えは「314」です。
途中の計算式は次のようになります。
314+314−314
=628−314
=314
今回の問題は、足し算と引き算の式です。上記の解説では前から順番に計算をしています。
もちろんこの計算の仕方でも構わないのですが、工夫をして計算することも可能です。
(計算の工夫)
314+314−314
=314+0
=314
これは、後ろの「314−314」から計算をしています。
このように計算の順序を入れ替えることができる性質を「結合法則」と言います。
足し算の結合法則
(a+b)+c=a+(b+c)
「314−314=0」なので、この部分を先に計算することで、その後の計算が簡単になりますね。
まとめ
計算の基本は「左から順に」ですが、計算式によっては後ろから計算をすることも可能になります。
計算の方法を忘れていた方は、ぜひ他の記事の問題にも挑戦してみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」