「鳥が袋をつついて…」大阪・堂島川バラバラ遺体事件 近隣住民が見た「凄惨現場」写真

事件現場となった堂島川遊歩道。大阪中心部の景色を望めるエリアで、普段は人通りも多い
事件現場となった堂島川遊歩道。大阪中心部の景色を望めるエリアで、普段は人通りも多い

またもや大阪で奇妙かつ凄惨な事件が発生した。3月19日13時50分頃、大阪市福島区堂島川沿いの遊歩道で通行人から「ビニール袋から肉片のようなものが出ている」と警察に通報があった。

警察官が駆けつけたところ、肉片の入った緑色のビニール袋を発見した。司法解剖の結果、肉片は年齢不詳の男性の遺体の一部であることが判明。袋は縦48センチ、横58センチの大きさで、中には約10の肉片や骨のかけら20個ほどが発見されたという。

警察は同日、現場検証と並行して付近を捜索したが、頭部を含む他の部位は発見されていないということだ。

事件の発覚から3日が経った22日午後、現場では私服警察官らが通行人や近隣住民に聞き込みを行っていた。普段からこの辺りを散歩しているという女性に話を聞くことができた。

「毎日少し離れた自宅からこの辺りまで散歩してます。18日の火曜日やったかな。ここを通った時に何か黒っぽい色のビニール袋が置いてあるなぁと思ってましたけど、特に気にしませんでした。

でも次の日の19日に通った時には同じ袋が少し破れてて、鳥が何羽も中身をつついてました。私が通ったら鳥は飛んでいきましたけど、離れたらまたつつき始めてて、肉を食べてるから生ゴミやったんかなくらいの感じで思ってました。こんなとこにほかして(捨てて)良くないわと。

でもまさか中身が人やったって聞いてホンマにビックリしました。反対側の遊歩道は明るい感じですけど、こっち側の遊歩道は夜になったらちょっと気味悪い感じはします」

現場の周辺はG7サミットなどの大規模国際会議やライブ等の会場として有名なグランキューブ大阪をはじめ、皇族や外国要人が宿泊する老舗ホテルのリーガロイヤルホテル大阪、さらに現場側にはテレビ朝日系の放送会社、朝日放送テレビ本社などが存在する。

近年ではタワーマンションが続々と完成するなど、人里離れたようなひっそりとしたエリアではない、大阪ど真ん中ともいえる場所で遺体が放置されていたのである。

’25年を迎えてから大阪で発生した殺人事件は凄惨さが際立っている。1月に発覚した東大阪市の強盗殺人や死体損壊・遺棄事件をはじめ、2月に発生した八尾市のコンクリート詰め女児遺棄事件、3月初旬には河内長野市の自称占い師による洗脳自殺教唆など、通常の殺人でも恐ろしい中、このような凄惨な事件が目立っており、いろいろな意味で注目が集まっている大阪関西万博もいよいよ1ヵ月を切って開催が目前に迫っている。

事件の早期解決と治安向上に待ったなしの大阪である。

捜査員が通行中の歩行者に聞き込みを行い、事件前後の現場の様子などを熱心に質問していた
捜査員が通行中の歩行者に聞き込みを行い、事件前後の現場の様子などを熱心に質問していた
肉片の入ったビニール袋が遺棄されていた植え込み。目立たない場所へ隠す素振りもなく、堂々と放置されていたという
肉片の入ったビニール袋が遺棄されていた植え込み。目立たない場所へ隠す素振りもなく、堂々と放置されていたという
  • 取材・撮影・文有村拓真

有村 拓真

カメラマン

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