愛媛県職員 県発注工事で官製談合防止法違反などの罪で起訴

県中予地方局の幹部だった職員が、県発注の工事の見積もり価格を入札前に元上司や建設会社に漏らしていたとして警察に逮捕された事件で、松山地方検察庁は26日、この職員を官製談合防止法違反などの罪で起訴しました。検察は職員の認否を明らかにしていません。
起訴されたのは、県中予地方局建設部で河川砂防課長を務めていた鈴木俊博被告(58)です。
起訴状などによりますと、この職員は、課長だった去年2月、県発注の2つの工事の見積もり価格を、入札前にSNSを使って、元上司や建設会社に漏らしたとして、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪に問われています。
また、松山地検は、この職員から情報を入手して不正に工事を落札したとして、元上司の宮崎裕文被告(61)と久万高原町の「久保建設」社長、久保陽生被告(61)ら3人も、公契約関係競売入札妨害の罪で起訴しました。
検察は4人の認否を明らかにしていません。

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