僕が勤めていた工学部の某学科のほとんどの研究室では
だいたい以下のような状況でした。学生だった大学の
研究室も同じ。
・就活はプライベートな活動。日中にするなら事前に
指導教員に伝えて,研究室の各種行事との時間調整等を
してもらうことが必須。無断で研究室に来ないというの
は,卒論の指導は要りませんと宣言したようなもの。
それでもよければ無断欠席すればいいけど,卒業できな
いかも。
・院試の勉強を自宅ですると,たいていは不合格になる
ので研究室でするように指導している。卒論や研究室の
行事の妨げにならない範囲なら,研究室で試験勉強する
ことは禁止していない。ただし,研究室の行事と卒論を
優先することを条件にしている。
昔は週末や祝日も必要に応じて研究室にいたし,夜中に
いても問題はなかったが,今の国立大学法人はそれが
原則として禁止されている。だから月曜から金曜まで,
朝から夕方あるいは夜の10時までは,研究室で卒論や
勉強をすることを前提としている研究室がほとんど。
昼飯と晩飯は,教員も一緒に学食や周辺の食堂でとる
こともごく当たり前の状況。
研究室の行事:
・4年生の輪講。ある英文の本を4年生
が訳して説明して質疑に答える,問題を解いて答を
みんなに提示する。大学院学生と教員全員が参加。
だいたい,ある午後1時から5時くらいまでかかる。
毎週ある。
・修士の輪講。修士学生が上と同様のことをする。
本ではなく,修士研究に関係する論文。これもある
午後1時から5時くらいまでかかる。学生数にも
よるが毎週か隔週ある。
・修士研究の中間発表。9月以降にはこれがある。
これも午後がつぶれる。これは月に一回はある。
修士学生が多ければ,月に数回になる。
・卒論の中間発表。11月以降にはこれが加わる。
これも午後がつぶれる。これも月に一回くらい。
4年生が多ければ月に数回になる。
教員の都合がつかないとか,4年生や修士1年生の
就活で午後に集まれない場合は,夕食後の7時から
とか,土日に実施することもある。
教員も論文を読んでいたり検索しているので,ある
論文をみつけたら,関連する学生にコピーを渡して
卒論や修論で考慮させる。この行為は,曜日や時間帯
は関係なく,みつけたときに学生の机の上に置く。
当然,数日以内にそれを読んでいることを期待して
机の上に置いておく。毎日のように研究室に来ないと
そういう機会を失う。ということは卒論が完成しない
ことにもつながるかもしれない。
基本,4年生以上は研究室の研究スタッフの一員だ。
だから,会社のある係の係長が教授で准教授が係長
補佐をやっている部署の,係の社員が4年生以上だ
という認識。当然,毎日出社することを前提としている。
休むならその理由を事前に教授に伝えないといけない
のも,会社組織の在り方と同じ。