中学校で学習する「累乗」を用いた数の表し方を覚えているでしょうか。
一般的な電卓では累乗の計算ができないので、計算方法を正しく知っていなければいけません。
今回は、累乗に関する問題に挑戦してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
18÷(3^2)
※「3^2」は「3の2乗」を表しています。
計算はどの順序ですれば良いのでしょうか。
まずは正しい答えを出せるかどうか、自分自身で計算してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「2」です。
また、途中の計算は次のようになります。
18÷(3^2)
=18÷9
=2
累乗の計算を含む場合は、次の順序で計算をします。
(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、累乗の「3^2」から計算をしないといけないということになります。
<累乗の計算>
3^2(3の2乗)
=3×3
=9
「3^2=9」という結果が出たので、最後に残った割り算を計算しましょう。
<割り算の計算>
18÷9=2
これで答えを出すことができました。
小学校で学習した計算の順序よりも、累乗の計算は優先しなければいけません。
間違えないように、今回の問題でしっかりと覚えましょう。
まとめ
累乗を使うと、数が簡潔に表現されるのでとても便利です。
一方で計算をするときは、間違えないように注意が必要になります。
当メディアでは他にもさまざまな計算問題を出題しています。ぜひチャレンジして計算力を鍛えましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」